うつ病からがんの治療までオーソモレキュラー療法(栄養療法)の実際
うつ病、パニック障害、発達障害からがんの治療まで海外で広く実践されている「薬だけに頼らない」オーソモレキュラー療法を紹介します。投薬治療が中心のうつ病や統合失調症などに多くの実績があり発達障害にも応用されています。高濃度ビタミンC点滴療法は、がんの治療に新しい可能性を提供します。

ご挨拶
溝口 徹

溝口 徹(みぞぐち・とおる)
自分にとって必要な栄養素を知ること。そして、その栄養素を十分に摂取すること。正しく、十分な栄養素が、自分の心と身体を、より良い状態に改善させます。
精神疾患の診断を受け、多くの薬を用いて対症療法の治療をされている方が多すぎます。最適な代謝が、脳内の神経伝達物質の分泌を適正化します。その結果、薬が必要であった症状の多くが改善することを、分子栄養学的なアプローチでは多く経験します。
このブログでは、日々の診療で経験する多くの患者さんの経過や、その背景にある学術的な作用を、できるだけわかりやすく伝えてゆきます。本来の自分らしさ取り戻すために、少しでも役立てていただければ嬉しく思います。

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【腸の健康がお肌と心の健康を保つ】



92日は長野でたかはしクリニックの高橋嗣明先生と管理栄養士の大柳珠美先生と講演会でした。

   

当初、申し込み人数は630人位の予定でしたが、たかはしクリニックさんが中心となり呼びかけてくださり、700人くらいの参加者と沢山の方にご参加頂きました。

   

  

自分は、腸の健康についてお話しさせていただきました。

   

  

腸の役割はざっくり言うと

  

・消化吸収

・排泄

・免疫の調整

 ですが、『腸脳皮膚相関』と言う言葉があるくらい脳機能と皮膚とも深い関係にあります。

       

    

体内から毒素を排泄する割合は

便から75%、尿から20%、汗から3%、爪から1%、髪から1%であるため、便からの排出がデトックスには最も重要なのです。


     

  

また免疫を担当する細胞は約70%が腸の周辺にあり、腸内細菌と免疫は強い相関関係にあります。

   

   

免疫機能の低下の1つに、アレルギー反応が挙げられますが、花粉症やアトピーの人にヨーグルトの摂取が推奨されるのは、乳酸菌など発酵食品の腸内環境への効果を期待してのことです。

   

  

ヨーグルトだけでなく野沢菜などの漬物、納豆や味噌なども積極的に摂ることで腸の免疫もアップするため、発酵食品は自分も積極的に取り入れている食材です。

   

  

次に腸内環境を語る上で、腸内細菌について少し簡単にお話ししましょう。

   

  

腸内細菌は善玉菌、日和見菌、悪玉菌の3つに分かれ、その割合は2:7:1になります。

つまり善玉菌でも悪玉菌でもない、その環境次第で悪玉にも善玉にもなり得る日和見菌が圧倒的に多いのです。

つまり腸内環境を健康に保つことが

日和見菌に悪い働きをさせないためにも非常に大切になります。

    

  

また腸内細菌は、アレルギー、肥満、がんや

自閉症とも深い関わりがあることが以下のことからも分かるでしょう。

   

・アレルギー患者にはラクトバチルスやビフィズス菌などの善玉菌が少ない

 

・正常児は肥満児の2倍のビフィズス菌があるが、悪玉の黄色ブドウ球菌は肥満児に多い

  

・大腸がんの原因は日和見菌の1つバクテロイデスと正の相関関係を示す

 

・自閉症患者には善玉菌のビフィドバクテリウム(ビフィズス菌)は少なく、日和見菌のクロストリジウムが多い

  

   

また最近では腸内細菌が人間の食欲に影響し、細菌自体の繁殖に適した栄養素をとるように人間が欲するようになっており、必要とする栄養素はその細菌種ごとに異なるという非常に面白い報告も出てきています。

  

   

ここでアトピー性皮膚炎で受診された患者さんの例をご紹介したいと思います。

  

  

その主訴はアトピーだけでなく、体調不良、不安感などのメンタル症状、疲れやすいなどでした。

そこで『4R消化管アプローチ』を従来の栄養療法に加えてみたところ、目覚めも良くなり、疲れやすさの軽減や、精神症状の回復、皮膚の症状の改善など大幅な改善が得られました。

   

  

4Rとは、『除菌・補填・植菌・再生』を指し、

腸内細菌叢のバランス・消化酵素の産生・分泌・消化管粘膜などの状態は様々な疾患と大きく係わっています。

そしてその状態には非常に個体差があるため、4R消化管アプローチは検査結果に応じたテーラーメイドのアプローチになります。

   

  

この4R消化管アプローチに加えて、腸内環境を正常に保つために、プロバイオティクスの積極的な摂取、ストレスの軽減、麻薬のように左右するグルテン・カゼインの摂取を控えることも大切です。

  

  

善玉菌であるプロバイオティクスは


”存橋櫃寮榁紂侵入の阻止

腸管上皮細胞に作用し、粘膜バリアーの強化

B瞭發房茲蟾まれ、免疫細胞に作用(粘膜免疫の制御)

という作用を持ち、免疫アップに非常に重要であるため積極的な摂取をお勧めします。

   

   

心とお肌を綺麗に保つためには

まず腸を整えること。

腸の粘膜を保つため、ビタミンDや鉄をしっかり摂取することが大切です。

  

   

そして腸内細菌のバランスを保つために

食物繊維、プロバイオティクス、ストレスの軽減、甘いものを控えること。

  

  

そしてシミ・シワ対策としてビタミンCや鉄の摂取をこまめに行うこと。

また肌のターンオーバーを円滑にさせるために亜鉛やビタミンAの摂取も大切になります。

   

  

このように腸を整えることが心と肌の健康に繋がることを、今回セミナーにご参加くださった皆さんに少しでもお伝え出来たのなら嬉しいです。

  

 





   




   


   





   






 




| 一般向けセミナー報告 | 08:21 | - | - |


【今週末はOND(オーソモレキュラー・ニュートリション・ドクター)講座です】

9月16日(日)と17日(月)は2日連続で医師・歯科医師の皆さんを対象に、終日、講師としてお話しさせて頂く予定で、現在そのスライド準備をしているところです。

   

オーソモレキュラー栄養医学を臨床現場で用いる際に必要となる栄養素の知識やその生理作用をお伝えするために作成した教科書を使用し、栄養素・機能性分子についての最新情報をお届けする予定です。

   

  

2日連続の集中講座になりますが、参加者のドクター達にオーソモレキュラーを更に深く知って頂く良い機会になればいいなと思っています。

   


詳細・お問い合わせはこちらから。

http://www.mssco.jp/seminar/



   

| その他お知らせ | 15:29 | - | - |


【生殖医療における甲状腺の適正化およびビタミンD濃度を上げることの重要性】

前回(9/2)のブログ『生殖医療におけるオーソモレキュラー〜妊娠前に知っておきたいこと〜』で少し触れた甲状腺機能とビタミンDについて、もう少し詳しく解説したいと思います。

   

  

甲状腺の機能低下と不妊には密接な関係があります。

甲状腺ホルモンはさまざまな組織の代謝に関与し、卵巣においては卵胞の成長と成熟を促すために必要なホルモンです。


  

では甲状腺機能低下がどのように不妊と関係するのでしょうか。


  

甲状腺ホルモンが血液中に不足すると、脳にある視床下部からTRH(甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン)が下垂体に作用し、TSH(甲状腺刺激ホルモン)とプロラクチンの分泌を促します。

そしてTSHが甲状腺にはたらきかけることで必要な甲状腺ホルモンが生成されます。


   

通常のTRH濃度でのプロラクチン分泌刺激はほとんどないのですが、甲状腺機能低下時にはTRH上昇によりプロラクチンの分泌が増加し、高プロラクチン血症による黄体機能の低下および卵胞成長の阻害、さらには無排卵などの排卵障害の原因に繋がります。


このように甲状腺と卵巣は相互作用(クロストーク)を持つ関係にあるのです。

   

TSHの値が通常医療のガイドラインにおいて正常範囲でも、実際は隠れ貧血と同じように、『潜在性甲状腺機能低下症』のケースが多くあることもここでお伝えしておかなければなりません。

   

  

米国の内分泌および甲状腺学会では、不妊症や妊娠計画女性におけるTSHのガイドラインがかなり低値に設定されており、それを超える分泌量のある患者にはチラージンSなどのT4製剤による甲状腺ホルモン補充療法が推奨されています。


  

この潜在性甲状腺機能低下症は不妊だけでなく、原因不明の不育症や流産とも相関関係にあるため、甲状腺機能を適正に保つことは不妊治療および妊娠継続に非常に重要なことなのです。

     

   

次に不妊治療におけるビタミンDの重要性についてお話ししたいと思います。

  

  

ビタミンDの受容体が子宮・卵巣・精巣・胎盤に存在すること、そしてビタミンDが欠乏した動物は妊娠しにくいことなどから、これまでもビタミンDが妊娠に関係するのではないかと考えられてきました。

  

  

そして着床に必要な遺伝子として、子宮内膜のHOXA10が最近見つかりましたが、その発現にもビタミンDが関与することが分かってきました。

  

  

つまりビタミンDは卵巣や子宮に関与し、妊娠にプラスに働く栄養素なのです。

これを裏付けるかのように体内のビタミンD濃度が高い女性は、低い女性に比べて体外受精の妊娠率が高くなるというデータもあり、ビタミンDの投与で月経困難症の改善に繋がったという研究結果も数多く発表されています。


   

逆にビタミンDの欠乏は卵巣機能の低下、妊娠率の低下だけでなく、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)や乳がんのリスク因子になったり、免疫力の低下などさまざまな障害を引き起こす原因になります。

  

  

つまり妊娠希望かどうかに関わらず、さまざまな不定愁訴を防ぐためにも、甲状腺機能を正常に保つことと体内におけるビタミンD濃度を高めることは非常に大切なことなのです。


   



| オーソモレキュラー療法(栄養療法) | 08:00 | - | - |


大友先生の著書!

JUGEMテーマ:健康

仲間のドクターのお一人である、大友通明先生の著書が発売されました!


 本日発売ということで、行ってきました新宿紀伊國屋書店。 

2階の新書コーナーを探していると、なんと平積み!! 

しかも隣りには、ブレインケアクリニック院長で新宿の水曜日担当の今野先生の本が隣りに!



 


店員さんが知ってのことか分かりませんが・・・・どうせなら僕の本も隣りに平積みされてれば良いのに・・・ 。


内容は、赤裸々ですばらしいです。

 日本には多くの診療科がありますが、ちまたの整形外科クリニックって治してるのかしら?と思う代表です。

 もちろん骨折や脱臼などの外傷は整形外科ドクターの出番ですが、その他の痛みやしびれなど整形外科施設を受診しても治療と言えるものが提供されているでしょうか?? 

ちょっと過激な発言になりましたが、以前にもこのブログで整形外科クリニックでしっかりと腰痛や肩こり、しびれなどをしっかりと治していれば、これほどまでにマッサージのチェーン店は必要ないはずです。 

しかもレントゲンは問題ないだろうと分かっていて、それを確認するために撮影することがほとんどです。 


大友先生は、この著書でそれらのことを赤裸々に綴り、さらにご自分の体調不良についても栄養療法で改善された経緯を書かれています。


 そして名付けて 「栄養整形医学」 きっと大友先生も自分と同じように吸血鬼とあだ名されているのではないでしょうか!? 

今やベテランのオーソドクターのお一人で、講師もお願いしている存在です。


 専門分野では、大友先生へ相談することもあります。 是非、ご一読下さい!! 


寝たきりを防ぐ「栄養整形医学」 骨と筋肉が若返る食べ方 (青春新書インテリジェンス) 青春出版社 

https://www.amazon.co.jp/dp/4413045521/orthomolecule-22


| オーソモレキュラー療法(栄養療法) | 17:46 | - | - |


ONP,ONE講座のお知らせ

JUGEMテーマ:健康

ONP,ONEとは、自分が代表理事をつとめる一般社団法人オーソモレキュラー栄養医学研究所の栄養カウンセラー・栄養アドバイザー養成講座です。 


おもにウェブ上での講義になりますが、自分はメイン講師なのでモニターを通してお会いすることになります。 両講座ともほぼ定員となったのですが、ただいま増席準備をしています。


正式に締め切りになる前に是非お申し込みください。 いっしょにオーソモレキュラーを学びましょう! 



−−−−−−−−−−−−−−−−−−− すでに講座を受講し完了し認定されたのは、 


認定ONP(栄養カウンセラー):450名 

認定ONE(栄養アドバイザー):130名 


講座受講を検討している方にとって、先輩となる方々の人数です。 


Web講座中心ですので、北海道から沖縄まで、全国の方が受講・認定されています。 

現在お申し込み可能な講座では、定員100名のところ、 

第5期ONP養成講座受講申込み:123名 

第2期ONE養成講座受講申込み:98名 


これから受講をなさる方にとっては、お仲間になる方が、 現在こんなにお申込みくださっています。 オーソモレキュラー栄養医学が多くの人に認知されていくことは、食事や栄養に気をつけ健康にたいして自分が主役になる人が増え、広くは国民の健康レベルの増進につながります。

ONP/ONEは、そんな未来にたいして中心的な役割を担うことにもつながります。

 ONP/ONE養成講座のご案内・申込ホームページ 


https://www.orthomolecular.jp/training/ 


【ご紹介ツールのご案内】 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


 ▼「受講・資格認定されたら、どんなことが得られるの?」 <特典について動画と文章でご紹介!>

 ONP https://www.orthomolecular.jp/specialfavor-for-onp/ 

ONE https://www.orthomolecular.jp/specialfavor-for-one/ 

▼「受講・認定された方は、どんな感想を持っているの?」 

<認定ONP/ONEの声 一挙公開!> 

ONP https://www.orthomolecular.jp/messages-from-onp/ 

ONE https://www.orthomolecular.jp/messages-from-one/ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

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