うつ病からがんの治療までオーソモレキュラー療法(栄養療法)の実際
うつ病、パニック障害、発達障害からがんの治療まで海外で広く実践されている「薬だけに頼らない」オーソモレキュラー療法を紹介します。投薬治療が中心のうつ病や統合失調症などに多くの実績があり発達障害にも応用されています。高濃度ビタミンC点滴療法は、がんの治療に新しい可能性を提供します。

ご挨拶
溝口 徹

溝口 徹(みぞぐち・とおる)
自分にとって必要な栄養素を知ること。そして、その栄養素を十分に摂取すること。正しく、十分な栄養素が、自分の心と身体を、より良い状態に改善させます。
精神疾患の診断を受け、多くの薬を用いて対症療法の治療をされている方が多すぎます。最適な代謝が、脳内の神経伝達物質の分泌を適正化します。その結果、薬が必要であった症状の多くが改善することを、分子栄養学的なアプローチでは多く経験します。
このブログでは、日々の診療で経験する多くの患者さんの経過や、その背景にある学術的な作用を、できるだけわかりやすく伝えてゆきます。本来の自分らしさ取り戻すために、少しでも役立てていただければ嬉しく思います。

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嬉しい報告でした!

JUGEMテーマ:健康

先日、久しぶりにクリニックを受診してくれた患者さんです。 30歳の男性 カルテを振り返ってみると、新宿溝口クリニックの初診は2010年でした。 病歴は、18歳のときに統合失調症の診断になり投薬治療が始まっています。 21歳で初診になったときには、学校へ行けず、寝たきりのような状態であると話されていました。 症状は山あり谷ありでしたが、いつでも可能な範囲でサプリメントと食事療法を継続してくれていました。 アルバイトをはじめ、ストレスが増し症状が増悪。。。 恋愛も経験しパートナーとの関係でも不安定なときもありました。 そのような時期には、臨床心理士の先生を紹介し心理的にストレスマネージメントのアドバイスもいただきました。 そしてすべての抗精神病薬を断薬することができ、パートナーともめでたく結婚。 そして本年8月からは、精神障害と認定された方々を対象とした就労支援センターで働いていると話されていました。 これまでの彼の経験のすべてが生かせる職場です。 きっと誰よりもクライアントのつらさを理解することができるでしょう。 以前に感じていた焦燥感のようなものもなくとても落ち着いた雰囲気で、「これなら安心」と思いました。 ホッファー先生に初めてお会いしたとき、食事で同席してくれたご夫婦のご主人も大学時代に統合失調症を発症し、投薬治療では改善なくホッファーによるオーソモレキュラー療法で改善したことで精神障害者の社会復帰のサポートの仕事をしていたことを思い出しました。 彼は”先生のおかげです!”と言ってくれるのですが、いやいや君の努力とあきらめない気持ちの成果です。 きっとこれからのいろいろも乗り越えて、仕事に家庭にいっぱい苦労も喜びも経験してもらえたらと思います。
| 統合失調症 | 11:50 | - | - |


不眠を解消し、良い質の睡眠を得るために

これまでうつに関する本は青春出版社の『うつは食べ物が原因だった』をはじめ、何冊か書いてきましたが、近年の臨床や知見を踏まえて、うつに関する新作を執筆しているところです。

うつは栄養不足と大きな関係があることは、すでにオーソモレキュラーをご存知の方はよくお分かりかと思います。

今日はうつの初期段階症状の1つとも言える『睡眠障害』についてお話ししたいと思います。


良質な睡眠や心の安定には脳内神経伝達物質が重要な役割を果たしています。
脳内神経伝達物質には興奮系・抑制系・調整系があり、そのバランスがきちんと取れている状態が『心が安定している』状態なのです。


脳内神経伝達物質は、全てタンパク質を中心とした食べ物由来ですが、食事から摂取したタンパク質は消化後、L-グルタミン、L-フェニルアラニン、L-トリプトファンなどのアミノ酸として脳内に入ります。

   




興奮系の神経伝達物質であるL−グルタミンから抑制系のGABAが作られることで、リラックス効果や安眠効果をもたらすのですが、この変換がスムーズにいかない場合はどうなるのでしょう?


興奮系の神経伝達物質ばかり増えて、抑制系の神経伝達物質が作られないため脳内のバランスが崩れ、常に緊張していたり、不安感を増長させることになり、不眠にも繋がってしまうのです。


また、睡眠といえばメラトニンを思い浮かべる方が多いと思います。
L-トリプトファンから合成されるセロトニンは、良質な睡眠に必要なメラトニン合成に必要な神経伝達物質ですが、実はセロトニンそのものをうまく体内合成できない人がかなりの確率で存在します。

セロトニンが作られなければもちろんメラトニンもうまく作れません。


これら神経伝達物質の合成をスムーズにいかせるためにはたんぱく質はもちろんのこと、諸々の栄養素が必要になりますが、その中でもトップクラスの必須栄養素が『ビタミンB6』なのです。

ビタミンB6はカツオやマグロなどの赤身の魚や、レバーや肉類などに多く含まれます。
皮膚疾患をお持ちの方や口内炎などが出来やすい方は、まずビタミンB6不足を疑ってみてください。


そして近年は、携帯の普及で、夜遅くまでスマートフォンを見ていらっしゃる方が多いと思いますが、パソコンや携帯のブルーライトは穏やかな睡眠へと誘導するメラトニン分泌を阻害してしまいます。

また不眠を訴える方によく処方されるレンドルミンなどのベンゾジアゼピン系の睡眠薬は、常用することでメラトニンが自力で分泌されなくなっていき、薬がなければ眠れなくなってしまう体を作り上げてしまうのです。

よく眠れない・夜間に中途覚醒してしまう方は、安易に睡眠薬を服用するのではなく、以下のことに留意してください。

[票舛里燭鵑僂質と共にビタミンB6をしっかり取ること。

¬襪離瓮薀肇縫麒泌をスムーズにするため少なくとも寝る1時間前には、パソコンや携帯を閉じる。(眠る前の瞑想などもおすすめ)

アルコールやカフェイン、タバコなど興奮系の嗜好品を避ける。

ぬ覺屬離┘優襯ー不足を防ぐために寝る前にココナッツオイルなど良質の脂質を摂取する。


私たちの身体は薬に頼らずとも、心地よい眠りを手に入れ、翌朝爽快な気持ちで目覚めることが出来るシステムをみんな兼ね備えています。

そのシステムをスムーズに機能させるために
自分の身体に必要な栄養素は何なのか、しっかり見極める必要があるのです。

| オーソモレキュラー療法(栄養療法) | 14:51 | - | - |


新刊が少し立ち読みできます。

  

   

土曜日に発売になった新刊の立ち読み版リンクが出来たそうです。

  

  

本の内容も少し読めますので、ぜひご覧ください!


  

『医者が教える日本人に効く食事術』

立ち読み版

http://ul.sbcr.jp/GK-zoE5g


  

★Amazonはこちらから

https://www.amazon.co.jp/dp/4797397233/ref=cm_sw_r_li_awdo_c_mMdWBb5ND7P3B

| 出版情報 | 08:54 | - | - |


新刊の食事術本 第5章について

月曜日から新刊のご紹介を章ごとにトピックとして取り上げてお話ししてきましたが、いよいよ今日は最終章についてです。

   

  

第5章は『健康で長生きするための日本人の食事術』

  

  

日本人は平均寿命は世界の国別に見ても長いのですが、残念ながら健康寿命との差がかなりあります。

   

  

この介護を必要とせず、自立した生活が出来る健康寿命を少しでも伸ばすためにも、わたし達の身体の中に入るものを選択することはとても大切なことです。

   

   

認知症、がん、糖尿病、心筋梗塞その他諸々の病気を防ぐのに大切なことは高たんぱく・低糖質な食生活が基本になりますが、そのほか日本で簡単に手に入る様々な食材や食べ合わせや調理法の選択で糖質制限プラスαの効果が得られるのです。 

この章ではそのヒントをお伝えしています。ぜひ生活に取り入れてみてください。  

   

   

また肉食を勧めると、欧米人に比べて日本人の腸は長いからたんぱく質を摂取するのに向かないのでは?と仰る方もいます。

   

  

しかしそれは大きな誤解です。

詳しくは本書を読んで頂きたいのですが、欧米人と違うのは腸の長さではなく腸内細菌なのです。

   

   

健康長寿を目指すなら、腸内環境を整えることがいかに大切か。

この章でそのことが皆さんに伝わればと思っています。

 

  

いよいよ明日発売です!

Amazonはこちらから。

     

『医者が教える日本人に効く食事術 SBクリエイティブ 』

https://www.amazon.co.jp/dp/4797397233/ref=cm_sw_r_li_awdo_c_mMdWBb5ND7P3B 

   

| 出版情報 | 07:05 | - | - |


新刊の食事術本 第4章について

第4章は『日本人の「心」に効く食事』というタイトルです。

   

日本ではもっともうつになりやすい年代が

30-40代と言われており、自分のクリニックにも沢山の方が来院されます。

女性の場合は、60-70代で再びうつを訴える方が増える傾向があります。

      

   

うつの原因はセロトニン不足にあります。

セロトニンは男女差が大きく、男性は女性のセロトニンの1.5倍もあるため、セロトニン不足でうつになりやすいのは女性が多いことがここからもご理解頂けるでしょう。

   

   

セロトニンを理解する上で、セロトニンの遺伝子の特徴を理解しておく必要があります。

なんと日本人とアメリカ人には違いがあるのです。

   

詳しくは読んで頂けたらと思うのですが、

このセロトニン輸送体遺伝子の違いをしっかり理解出来ると、日本人がセロトニン不足によりうつを発症しやすい理由がお分かりになることと思います。

   

   

以上のことからも日本人は特に食べ物に注意を払い、セロトニンを補う必要があるのです。

そのために取るべき食事や食材は何かについても具体的に述べてみました。

    

   

本章を通して『食べ物が体と心を作っている』ことを皆さんに再認識して頂き、正しい知識を持って、口に入れるものを選択して欲しいと願っています。

     

  

Amazonの予約はこちらからどうぞ。

10月20日(土)に発売です。

       

『医者が教える日本人に効く食事術 SBクリエイティブ 』

https://www.amazon.co.jp/dp/4797397233/ref=cm_sw_r_li_awdo_c_mMdWBb5ND7P3B

  



| 出版情報 | 08:51 | - | - |


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