2012.05.14 Monday
これこそ、アンチエイジング
JUGEMテーマ:健康
自分も評議委員をしている学会に、アンチエイジングの学会があります。
アンチエイジングというと、肌をキレイ保つとか、健康的にやせて体型を維持するとか・・・そのようなことが話題に上がることが多くあります。
また注目される抗酸化物質が見つかると、抗酸化→若返り のような回路で大きな話題になり、サプリメントがいっせいに広がります。
自分のクリニックでは、あまり話題になる栄養素を治療では使いません。
コエンザイムQ10は使っていますが、それは話題になるずっと以前から使っていたのでブームの時には、入手できなくなることもあり困りました。
全国でこの治療を実践しているクリニックから栄養解析の依頼を受け、それに答えるというのも自分の仕事のひとつです。
今回は、他クリニックからの解析依頼を見ていて、とてもうれしい経過があったのでお知らせします。
その患者さんは、80歳代の女性です。
昨年に栄養療法を始める前の症状は・・・
・寝ても疲れがとれない、とにかく疲れる
・目がしょぼしょぼする
・手足が冷える
・便秘になりやすい
このような症状でおこまりでした。
心臓も悪く多くの薬を服用されていました。
初診時の検査データは、肝臓や腎臓などの機能は正常。コレステロールも薬を飲んでいるので低めです。
貧血もなく尿検査も全く問題ありませんでした。
内科の主治医の先生としては、完璧な治療経過です。そのため疲労感は年齢のためといわれていました。
栄養面でみると・・・おそらくコレステロールのための食事指導だと思いますが、重度のタンパク質の不足とフェリチン20未満の鉄欠乏。そしてビタミンB群の不足が著明でした。
食事内容を変更し、サプリメントを服用するようになり、今回は2回目の血液検査になったのです。
タンパク質代謝が見事に改善されていたので、きっとお食事からのタンパク質摂取もかなり気をつけられたのでしょう。そしてビタミンB群も改善傾向にありました。鉄については、多くの項目で改善傾向を認めるものの、フェリチンは20そこそこです。
ところが自覚症状には大きな変化がありました。
以下は、資料にあった症状の変化についてです。
●治療前との違い
・外出するのが億劫だったが、外出する元気が出てきた。
・サプリメント摂取と高タンパク食生活を 始めてから気分も体調もよい
・新しく習い事を始めることもできた
この患者さんとは検査データと症状の変化の資料だけで、実際にお会いしたことはありません。
もしかしたら、以前と比較してお肌のシワやシミには大きな変化はないかもしれません。
データ上は、ダイエットもされていません。
しかし疲れがひどくて気分も落ち込みやすかった状態から、外出する元気が出てきて新しく習い事まで始める状態までの変化は、明らかな若返りと言うことができると思うのです。
6月は、横浜で大きな美容外科学会が開かれます。
その学会でも内科てきなアンチエイジングについてのシンポジウムがあり、自分もシンポジストとして呼ばれています。美容外科を専門にされているドクターに内科的な栄養の重要性についてを知っていただく機会になればと思っています。

















