うつ病からがんの治療までオーソモレキュラー療法(栄養療法)の実際
うつ病、パニック障害、発達障害からがんの治療まで海外で広く実践されている「薬だけに頼らない」オーソモレキュラー療法を紹介します。投薬治療が中心のうつ病や統合失調症などに多くの実績があり発達障害にも応用されています。高濃度ビタミンC点滴療法は、がんの治療に新しい可能性を提供します。

ご挨拶
溝口 徹

溝口 徹(みぞぐち・とおる)
自分にとって必要な栄養素を知ること。そして、その栄養素を十分に摂取すること。正しく、十分な栄養素が、自分の心と身体を、より良い状態に改善させます。
精神疾患の診断を受け、多くの薬を用いて対症療法の治療をされている方が多すぎます。最適な代謝が、脳内の神経伝達物質の分泌を適正化します。その結果、薬が必要であった症状の多くが改善することを、分子栄養学的なアプローチでは多く経験します。
このブログでは、日々の診療で経験する多くの患者さんの経過や、その背景にある学術的な作用を、できるだけわかりやすく伝えてゆきます。本来の自分らしさ取り戻すために、少しでも役立てていただければ嬉しく思います。

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チックの随伴症状を考える
チックには、顔や身体を繰り返し動かす運動チックと、音声や意味のある単語を不適切な場面で発してしまうような音声チックなどがあることをおつたえしました。

チックには他にも良く見られる随伴症状があります。
その一つに夜驚症と呼ばれる、夜間に見られる症状があります。
それは、眠ってしばらくしてから突然起き上がり,叫んだり走り回ったりするような症状のことです。
この一つの症状についてこれまでこのブログでお伝えしてきた内容から、分子栄養学から考察してみましょう。

眠りについては、最近になり眠りを深くするといううたい文句のアミノ酸が発売されたり、以前からメラトニンというホルモンが関係していることが注目され、メラトニンをsプリメントとして摂取することも流行りました。
メラトニンという脳内のホルモンを合成するための前駆物質がセロトニンであることなどは面白いことですが、いずれにしても眠りにはホルモンや神経伝達物質が深く関係していることが分かります。

またマイケル・レッサー博士の著書などでは、夢を多くみて、しかもその種類が悪夢であることは、ビタミンB6の欠乏症状であると書かれています。

これらのことから、安定した深い眠りを作るためには、セロトニンの原材料となる動物性タン白に多く含まれるトリプトファンとビタミンB6が重要であることが理解できます。

またチックには、成長痛のような夜間の下肢の痛みが頻繁に見られます。この症状だけからみても、チックには何らかの重大な栄養障害が関係していることが想像できます。

骨の成長にともなう痛みなどの症状がある場合には、カルシウム不足ばかりが強調されますが、実際にはタンパク質の不足(アミノ酸の不足)や鉄、亜鉛、ビタミンA、ビタミンB群などの複合的な栄養障害があることを理解しなくてはなりません。

チックと診断された患者さまではなく、単純に成長痛を訴えてこられる方、あるいは夜の夜鳴き・眠りの浅さ・悪夢などを訴えられて来院される患者さま・・。
とても高い確率で症状が改善します。

チックの多くが成長とともに改善することから考えても、チックは小児という特別な時期に見られる、特有の栄養障害による病態であると仮説を立ててもよいかもしれませんね。

また機会を改めて、実際のチックの患者さまの改善などにつていご紹介したいと思います。
| チック | 22:08 | comments(4) | trackbacks(0) |


チックについて
目をパチパチしたり、顔をクシャっとしたり、首や肩を不自然に動かしたり・・・
このような動作をチックと呼んでいます。

目や顔に症状がとどまるだけでなく、時に頭を激しく振ったり、上半身を急激に傾けたりすることもあります。
またこのような動作だけでなく、『オウゥッ』とか『アウゥ〜』などのような音声を発する方もいらっしゃいます。時に意味をもつような単語を不適切に繰り返すこともあるため、周囲から誤解を受けることもあります。

これらのチックは、つい最近まで親の愛情不足が原因と言われ、その治療には親子や親のカウンセリングや子供への接し方などが強調されていました。

しかし、これらの動作や音声を繰り返す症状が、ドパミンという神経伝達物質の作用を減弱させる薬剤の投与によって軽減することから、脳の器質的な機能異常であることが示唆されています。つまり愛情不足ではなく、脳の病気(?)という理解です。

ハロペリドールというお薬がこの作用を有するのですが、副作用が強く服用することによて、他のさまざまな動作や表現までも抑制されてしまうため、なかなか期待する効果だけを得ることができないのです。

新宿や八重洲では、統合失調症をはじめ確定診断をつけることが困難な様々な精神症状を呈する方が来院されます。そんな患者様の中には大人になってもチック様の症状を呈している方が多くいらっしゃいます。
どのような症状の方にも、必ず血液検査を行い必要な栄養素を積極的に補充する治療を行っていますが、このように大人になってもチック様の症状を呈する患者様の多くに、その動作や音声症状が軽減することを経験するのです。

今後は、このブログでも子供の行動異常や精神異常、発達障害などについても積極的にご紹介するよていです。
チックもそのひとつと考え、今日からカテゴリーを追加してお伝えしていくことにしました。


| チック | 09:13 | comments(0) | trackbacks(0) |


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