うつ病からがんの治療までオーソモレキュラー療法(栄養療法)の実際
うつ病、パニック障害、発達障害からがんの治療まで海外で広く実践されている「薬だけに頼らない」オーソモレキュラー療法を紹介します。投薬治療が中心のうつ病や統合失調症などに多くの実績があり発達障害にも応用されています。高濃度ビタミンC点滴療法は、がんの治療に新しい可能性を提供します。

ご挨拶
溝口 徹

溝口 徹(みぞぐち・とおる)
自分にとって必要な栄養素を知ること。そして、その栄養素を十分に摂取すること。正しく、十分な栄養素が、自分の心と身体を、より良い状態に改善させます。
精神疾患の診断を受け、多くの薬を用いて対症療法の治療をされている方が多すぎます。最適な代謝が、脳内の神経伝達物質の分泌を適正化します。その結果、薬が必要であった症状の多くが改善することを、分子栄養学的なアプローチでは多く経験します。
このブログでは、日々の診療で経験する多くの患者さんの経過や、その背景にある学術的な作用を、できるだけわかりやすく伝えてゆきます。本来の自分らしさ取り戻すために、少しでも役立てていただければ嬉しく思います。

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腸と脳の関係:グルテンフリーから
先月、青春出版社からグルテンフリーの本が出版されました。
グルテンフリーは、いわゆるダイエット法の1つとして日本でも知られるようになっていますが、テニスプレーヤーのジョコビッチ氏が長年苦しんでいた様々な不調が改善した経緯が紹介されたこともあり、体調を良くする治療的な意味を含めた食事法の1つしても認識されています。
今回の『2週間で身体が変わるグルテンフリー健康法』では、実際に小麦に含まれるグルテンや乳製品に含まれるカゼインを除去することを治療法の1つに取り入れた患者さんの経過を多く紹介しています。またどうして小麦や乳製品が人の身体に悪い影響を与えるのかについても理論的に書きました。
この小麦や乳製品を除去する食事方法は、グルテンフリー・カゼインフリーからその頭文字をとってGFCFダイエットとして古くから治療で用いられています。とくに自閉症や発達障害などのお子様の栄養療法では、まず試みるべき食事法となっています。実際に取り組んでいただくと、本で紹介したように劇的に改善される患者さんがいらっしゃいます。
GFCFダイエットは、脳のトラブルだけでなく腸のトラブルでお悩みの方も試みてもらいたい食事方法です。自閉症のお子様は、とても多くの場合に腸の調子が悪くこの食事方法でまず便通が改善することも多くあります。
以前書いた本『こどもの「困った」は食事で良くなる』でも紹介していますが、脳と腸は密接な関係があり、腸脳相関という言葉があるぐらいです。古くから日本では、「腹の虫がおさまらない」、「はらわたが煮えくりかえる」「腹の座った・・」などのように腸と脳(メンタルの状態)の関係について多くの表現がありますし、実際の経験でも緊張すると下痢をしたりなどの経験がある方もいらっしゃるでしょう。自分も緊張すると下痢がひどくなるタイプです。
腸と脳の関係や腸とアレルギーの関係については、数年前からセミナーで取り上げたり著書で紹介したりしていたのですが、このところとてもブームのようです。昨年末から、腸とアレルギーの関係についての取材やテレビ出演の依頼が急に増えています。このブログでも記事の掲載やテレビの放映などについてもお知らせしようと思います。


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