うつ病からがんの治療までオーソモレキュラー療法(栄養療法)の実際
うつ病、パニック障害、発達障害からがんの治療まで海外で広く実践されている「薬だけに頼らない」オーソモレキュラー療法を紹介します。投薬治療が中心のうつ病や統合失調症などに多くの実績があり発達障害にも応用されています。高濃度ビタミンC点滴療法は、がんの治療に新しい可能性を提供します。

ご挨拶
溝口 徹

溝口 徹(みぞぐち・とおる)
自分にとって必要な栄養素を知ること。そして、その栄養素を十分に摂取すること。正しく、十分な栄養素が、自分の心と身体を、より良い状態に改善させます。
精神疾患の診断を受け、多くの薬を用いて対症療法の治療をされている方が多すぎます。最適な代謝が、脳内の神経伝達物質の分泌を適正化します。その結果、薬が必要であった症状の多くが改善することを、分子栄養学的なアプローチでは多く経験します。
このブログでは、日々の診療で経験する多くの患者さんの経過や、その背景にある学術的な作用を、できるだけわかりやすく伝えてゆきます。本来の自分らしさ取り戻すために、少しでも役立てていただければ嬉しく思います。

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『心と身体は食事で変わる』
沖縄2日目は、新垣形成外科&あらかき美容医学研究所20周年講演会にて総勢200人近くの方の前でお話させて頂きました。

このようなお祝いの場でのセミナーなので何をお話ししようか迷いましたが、今回は『心と身体は食事で変わる』をテーマにお話しさせて頂きました。

飽食の時代と言われ栄養失調などないという考えの中、新型栄養失調の蔓延は非常に深刻な状態です。

「新型栄養失調」とは、若い女性や高齢者に多くみられるもので、そこには低アルブミンを特徴とするタンパク質の不足がはっきりとみられます。

都道府県別平均寿命で沖縄県は過去男女ともに1位だったにも関わらず、2010年には男性は30位、女性は3位とランクダウンしています。
そして65歳未満働き盛り世代の死亡率においては男女ともにワーストランキング入りしている現状です。

そこには「貧食」が原因として挙げられます。

貧食とは、カロリーは充分なのに食物繊維が減り、タンパク質が減り、うつやアレルギーを増やしている食事を指します。
これが現代の食における問題点なのです。


現代食は精製された食材が非常に多いのですが、これらの食材は血糖値を大幅に上げてしまいます。

ご存知の方も多いと思いますが、血糖値が上がると分泌されるホルモンは

・インスリン(血糖を下げる・脂肪を合成) 

これだけです。

インスリンの不適切な分泌などによって血糖が急激に低下したときには、抗インスリンホルモンである・・

・アドレナリン(交感神経を刺激しイライラ、どきどきなどの不安感、筋肉のこわばりを起こす)
・コルチゾール(ストレスに対抗 アレルギー阻止)

などが分泌され低血糖状態になることを防ぐように働きます。


つまり血糖の乱高下が起こると、これらのホルモンが1日に何度も分泌されるようになります。その結果としてこれらのホルモンが不足し、うつ、アレルギー、糖尿病などに繋がっていくのです。


沖縄は女性の自殺率が低い県でした。
ところが2010年には全国4位に急上昇しています。沖縄県女性の平均寿命が短くなってきてから遅れること数年の変化です。この原因を断定することは不可能ですが、なにかしら栄養面の関与を疑ってしまいます。

血糖値の乱高下による気分の変動はときに衝動性を伴います。
海外の低血糖の研究が犯罪心理学から発展したことからも理解することができます。


クリニックに来院する患者さんが訴える不安・緊張・イライラや意識の低下、抑うつ、動機、頭痛、手足のしびれなどは血糖値の乱れが原因のことがほとんどです。

心の安定のためには「タンパク質」がすべての基本です。
脳内ホルモンの材料はタンパク質です。
タンパク質から分解されるアミノ酸を材料として重要な神経伝達物質が合成されるのですが、そこには鉄やビタミンBをはじめ多くの栄養素が必要になります。

このことを精神科の先生は知らないため、不定愁訴で心療内科・精神科を受診した場合には栄養状態には着目されず、いとも簡単に投薬治療が始まってしまうのです。

心と身体を健やかに保つためには高タンパクで食物繊維と脂肪、そして鉄やビタミンBを多く含んでいる低糖質な食事が基本としてベースにあります。

そういった意味でも沖縄の人たちが昔から愛食してきた豚肉は非常に健康食であり、理想的な食材なのです。

自分が常々思っていることは「今日からの食事で、未来の自分を変えることが出来る」ということです。
この講演を聴いて下さった沖縄の皆さんの食卓が変わっていくことを心から願っています。

最後になりましたが、新垣先生本当におめでとうございます!
これからも沖縄でオーソモレキュラーを通して、たくさんの患者さんたちを健康に導いて頂けたらと思っています。





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