JUGEMテーマ:健康
このブログを読んで下さっている皆さんは、オーソモレキュラー栄養療法で
至適量のタンパク質を摂取する大切、そして血糖値を安定させる事がいかに大事かご存知かと思います。
一日に十分なタンパク質量というのは、想像する量よりも多く、既に疾患をお持ちの方や、現代の良くも悪くも体にとってストレスの多い生活環境ではさらに必要量が多くなります。
患者さんに食事の際は、おかずでお腹いっぱいにして下さい。とよくお伝えするのですが初めから毎日沢山のお肉やお魚などを食べるのは中々難しい事が多いです。
それは、これまで十分なタンパク質を摂取出来ていないのでタンパク質を元に作られる消化に大切な胃酸、脂肪を分解し吸収をよくする胆汁も不足してしまっている為、お肉をいきなり沢山食べると胃もたれしたり、お腹を壊してしまいます。
せっかく健康になる為に食生活を変えたのに不調続きでは、お肉を食べるのが嫌になってしまいますね。
消化吸収がうまくできない患者さんにはアミノ酸やプロテインを食事と併用してもらいお肉をしっかり食べられる体にしていきます。
その時、胆汁の流れを改善していく事も大切です。
例えば食事では「苦い食材」を積極的に取り入れてもらうと良いです。
苦いものを食べると、苦さが刺激となって胆汁や唾液、胃酸、ペプシン、ガストリン、膵酵素が分泌されます。
「苦い食材」を想像するとゴーヤやクレソン、春菊などを思い浮かべますが水菜、キャベツ、ブロッコリーなども苦い食材に含まれ
多くの野菜は「苦い野菜」に分類される。
苦味は感じるだけで免疫力が上がる効果もあり、ついタンパク質を摂取する事に集中してしまいますが野菜もしっかり摂る事も大切なのです。
そして糖質と上手くお別れするには、もちろん鉄の補給や血糖変動をあまりおこさない事も大事ですが食事の面では「甘み以外の味覚を育てる」です。
人間の舌は甘みだけでなく、しょっぱさ、酸っぱさ、苦さに辛みも感知出来ます。
レモンの酸味や野菜の味をしっかり感じる事は甘み以外の味覚がより敏感になり食事の楽しみが増え満足度が高くなります。
糖質からの脱却には他の味覚を育てましょう。