うつ病からがんの治療までオーソモレキュラー療法(栄養療法)の実際
うつ病、パニック障害、発達障害からがんの治療まで海外で広く実践されている「薬だけに頼らない」オーソモレキュラー療法を紹介します。投薬治療が中心のうつ病や統合失調症などに多くの実績があり発達障害にも応用されています。高濃度ビタミンC点滴療法は、がんの治療に新しい可能性を提供します。

ご挨拶
溝口 徹

溝口 徹(みぞぐち・とおる)
自分にとって必要な栄養素を知ること。そして、その栄養素を十分に摂取すること。正しく、十分な栄養素が、自分の心と身体を、より良い状態に改善させます。
精神疾患の診断を受け、多くの薬を用いて対症療法の治療をされている方が多すぎます。最適な代謝が、脳内の神経伝達物質の分泌を適正化します。その結果、薬が必要であった症状の多くが改善することを、分子栄養学的なアプローチでは多く経験します。
このブログでは、日々の診療で経験する多くの患者さんの経過や、その背景にある学術的な作用を、できるだけわかりやすく伝えてゆきます。本来の自分らしさ取り戻すために、少しでも役立てていただければ嬉しく思います。

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「がん治療」のブログは本ブログ「うつ病からがんの治療までオーソモレキュラー療法(栄養療法)の実際」に統合しました。2012年末までの投稿は「がん治療」ブログでご覧いただけます。

オーソモレキュラー療法
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不眠を解消し、良い質の睡眠を得るために

これまでうつに関する本は青春出版社の『うつは食べ物が原因だった』をはじめ、何冊か書いてきましたが、近年の臨床や知見を踏まえて、うつに関する新作を執筆しているところです。

うつは栄養不足と大きな関係があることは、すでにオーソモレキュラーをご存知の方はよくお分かりかと思います。

今日はうつの初期段階症状の1つとも言える『睡眠障害』についてお話ししたいと思います。


良質な睡眠や心の安定には脳内神経伝達物質が重要な役割を果たしています。
脳内神経伝達物質には興奮系・抑制系・調整系があり、そのバランスがきちんと取れている状態が『心が安定している』状態なのです。


脳内神経伝達物質は、全てタンパク質を中心とした食べ物由来ですが、食事から摂取したタンパク質は消化後、L-グルタミン、L-フェニルアラニン、L-トリプトファンなどのアミノ酸として脳内に入ります。

   




興奮系の神経伝達物質であるL−グルタミンから抑制系のGABAが作られることで、リラックス効果や安眠効果をもたらすのですが、この変換がスムーズにいかない場合はどうなるのでしょう?


興奮系の神経伝達物質ばかり増えて、抑制系の神経伝達物質が作られないため脳内のバランスが崩れ、常に緊張していたり、不安感を増長させることになり、不眠にも繋がってしまうのです。


また、睡眠といえばメラトニンを思い浮かべる方が多いと思います。
L-トリプトファンから合成されるセロトニンは、良質な睡眠に必要なメラトニン合成に必要な神経伝達物質ですが、実はセロトニンそのものをうまく体内合成できない人がかなりの確率で存在します。

セロトニンが作られなければもちろんメラトニンもうまく作れません。


これら神経伝達物質の合成をスムーズにいかせるためにはたんぱく質はもちろんのこと、諸々の栄養素が必要になりますが、その中でもトップクラスの必須栄養素が『ビタミンB6』なのです。

ビタミンB6はカツオやマグロなどの赤身の魚や、レバーや肉類などに多く含まれます。
皮膚疾患をお持ちの方や口内炎などが出来やすい方は、まずビタミンB6不足を疑ってみてください。


そして近年は、携帯の普及で、夜遅くまでスマートフォンを見ていらっしゃる方が多いと思いますが、パソコンや携帯のブルーライトは穏やかな睡眠へと誘導するメラトニン分泌を阻害してしまいます。

また不眠を訴える方によく処方されるレンドルミンなどのベンゾジアゼピン系の睡眠薬は、常用することでメラトニンが自力で分泌されなくなっていき、薬がなければ眠れなくなってしまう体を作り上げてしまうのです。

よく眠れない・夜間に中途覚醒してしまう方は、安易に睡眠薬を服用するのではなく、以下のことに留意してください。

[票舛里燭鵑僂質と共にビタミンB6をしっかり取ること。

¬襪離瓮薀肇縫麒泌をスムーズにするため少なくとも寝る1時間前には、パソコンや携帯を閉じる。(眠る前の瞑想などもおすすめ)

アルコールやカフェイン、タバコなど興奮系の嗜好品を避ける。

ぬ覺屬離┘優襯ー不足を防ぐために寝る前にココナッツオイルなど良質の脂質を摂取する。


私たちの身体は薬に頼らずとも、心地よい眠りを手に入れ、翌朝爽快な気持ちで目覚めることが出来るシステムをみんな兼ね備えています。

そのシステムをスムーズに機能させるために
自分の身体に必要な栄養素は何なのか、しっかり見極める必要があるのです。

| オーソモレキュラー療法(栄養療法) | 14:51 | - | - |


OND講座が開催されました
9月16日(日)と17日(月)の2日間、医師・歯科医師の皆さんを対象にした、OND(オーソモレキュラー・ニュートリション・ドクター)講座で、講師としてお話をしました。

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会場には、初めてご参加される先生から、お顔なじみの先生まで、120名を超える先生方にご参加いただきました。
先生方、連休の貴重な2日間にご参加いただき有難うございます。


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自分は、普段行っているセミナーでは一応、スーツにネクタイを締めて先生方の前に立っているのですが、2日間の集中講座はいわば持久戦、マラソンです。
先生方にリラックスしていただけるよう、そして自分自身も最後まで完走できるように、ノーネクタイで臨みました。




さて、自分が日曜に行っている普段のセミナーは、先生方ができるだけ臨床に応用できる様な内容で作っています。
普段のセミナーでも、知っておくべき基礎の部分にも触れてはいますが、OND講座は、背景にあるオーソモレキュラー栄養医学の基礎にあたる部分を中心に扱うものです。

一昨年までは、秋の連休の2か所を使い、4日間の日程で基礎を含めたオーソモレキュラー栄養医学で使う機能性分子についての情報をまとめてお伝えしていました。そこから講義内容を絞り教科書も一新、昨年はプレ講座、そして今回は、第1回のOND講座として、2日間の日程で最新情報をお届けしました。

今回の教科書は、「代謝」に重点をおき、オーソモレキュラー栄養医学を、臨床現場で用いる際に必要となる5大栄養素の基礎知識や、その生理作用をお伝えする内容となっています。

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講座1日目の夜には懇親会が行われ、
自分も交流の場に参加させていただきました。


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70名以上の先生方が参加された懇親会は、とても和やかな雰囲気。
診療科を超え、懇親の場を持つことができました。

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丁度、講座の1日目は、歌手の安室奈美恵さんが25年の歌手生活に幕を閉じ、引退された日となりましたね。一つの時代を築かれた人が平成の終わりと共に去っていくのは、いろんな意味を象徴しているように感じます。

振り返れば、自分がオーソモレキュラー栄養医学に出会って約20年。積極的に先生方へ、この治療法の情報提供を始めてから20年弱が経ちました。

この分野は日進月歩です。最初に習った内容がガラっと変わってきていることも、実は多くありますし、特に最近はネットを開けばいろんな情報が出てきます。

ご参加いただいた先生方には、そんなネットから得られた情報を患者さんから聞いた時や、先生方が患者さんに情報を応用する時、OND講座の教科書を開いていただきたいです。一度基礎に立ち返り、本当にその情報が患者さんにとって有用なものかどうかを振り返る「機会」と「資料」に、このOND講座と教科書がなってくれれば嬉しいです。
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| オーソモレキュラー療法(栄養療法) | 19:18 | - | - |


【生殖医療における甲状腺の適正化およびビタミンD濃度を上げることの重要性】

前回(9/2)のブログ『生殖医療におけるオーソモレキュラー〜妊娠前に知っておきたいこと〜』で少し触れた甲状腺機能とビタミンDについて、もう少し詳しく解説したいと思います。

   

  

甲状腺の機能低下と不妊には密接な関係があります。

甲状腺ホルモンはさまざまな組織の代謝に関与し、卵巣においては卵胞の成長と成熟を促すために必要なホルモンです。


  

では甲状腺機能低下がどのように不妊と関係するのでしょうか。


  

甲状腺ホルモンが血液中に不足すると、脳にある視床下部からTRH(甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン)が下垂体に作用し、TSH(甲状腺刺激ホルモン)とプロラクチンの分泌を促します。

そしてTSHが甲状腺にはたらきかけることで必要な甲状腺ホルモンが生成されます。


   

通常のTRH濃度でのプロラクチン分泌刺激はほとんどないのですが、甲状腺機能低下時にはTRH上昇によりプロラクチンの分泌が増加し、高プロラクチン血症による黄体機能の低下および卵胞成長の阻害、さらには無排卵などの排卵障害の原因に繋がります。


このように甲状腺と卵巣は相互作用(クロストーク)を持つ関係にあるのです。

   

TSHの値が通常医療のガイドラインにおいて正常範囲でも、実際は隠れ貧血と同じように、『潜在性甲状腺機能低下症』のケースが多くあることもここでお伝えしておかなければなりません。

   

  

米国の内分泌および甲状腺学会では、不妊症や妊娠計画女性におけるTSHのガイドラインがかなり低値に設定されており、それを超える分泌量のある患者にはチラージンSなどのT4製剤による甲状腺ホルモン補充療法が推奨されています。


  

この潜在性甲状腺機能低下症は不妊だけでなく、原因不明の不育症や流産とも相関関係にあるため、甲状腺機能を適正に保つことは不妊治療および妊娠継続に非常に重要なことなのです。

     

   

次に不妊治療におけるビタミンDの重要性についてお話ししたいと思います。

  

  

ビタミンDの受容体が子宮・卵巣・精巣・胎盤に存在すること、そしてビタミンDが欠乏した動物は妊娠しにくいことなどから、これまでもビタミンDが妊娠に関係するのではないかと考えられてきました。

  

  

そして着床に必要な遺伝子として、子宮内膜のHOXA10が最近見つかりましたが、その発現にもビタミンDが関与することが分かってきました。

  

  

つまりビタミンDは卵巣や子宮に関与し、妊娠にプラスに働く栄養素なのです。

これを裏付けるかのように体内のビタミンD濃度が高い女性は、低い女性に比べて体外受精の妊娠率が高くなるというデータもあり、ビタミンDの投与で月経困難症の改善に繋がったという研究結果も数多く発表されています。


   

逆にビタミンDの欠乏は卵巣機能の低下、妊娠率の低下だけでなく、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)や乳がんのリスク因子になったり、免疫力の低下などさまざまな障害を引き起こす原因になります。

  

  

つまり妊娠希望かどうかに関わらず、さまざまな不定愁訴を防ぐためにも、甲状腺機能を正常に保つことと体内におけるビタミンD濃度を高めることは非常に大切なことなのです。


   



| オーソモレキュラー療法(栄養療法) | 08:00 | - | - |


大友先生の著書!

JUGEMテーマ:健康

仲間のドクターのお一人である、大友通明先生の著書が発売されました!


 本日発売ということで、行ってきました新宿紀伊國屋書店。 

2階の新書コーナーを探していると、なんと平積み!! 

しかも隣りには、ブレインケアクリニック院長で新宿の水曜日担当の今野先生の本が隣りに!



 


店員さんが知ってのことか分かりませんが・・・・どうせなら僕の本も隣りに平積みされてれば良いのに・・・ 。


内容は、赤裸々ですばらしいです。

 日本には多くの診療科がありますが、ちまたの整形外科クリニックって治してるのかしら?と思う代表です。

 もちろん骨折や脱臼などの外傷は整形外科ドクターの出番ですが、その他の痛みやしびれなど整形外科施設を受診しても治療と言えるものが提供されているでしょうか?? 

ちょっと過激な発言になりましたが、以前にもこのブログで整形外科クリニックでしっかりと腰痛や肩こり、しびれなどをしっかりと治していれば、これほどまでにマッサージのチェーン店は必要ないはずです。 

しかもレントゲンは問題ないだろうと分かっていて、それを確認するために撮影することがほとんどです。 


大友先生は、この著書でそれらのことを赤裸々に綴り、さらにご自分の体調不良についても栄養療法で改善された経緯を書かれています。


 そして名付けて 「栄養整形医学」 きっと大友先生も自分と同じように吸血鬼とあだ名されているのではないでしょうか!? 

今やベテランのオーソドクターのお一人で、講師もお願いしている存在です。


 専門分野では、大友先生へ相談することもあります。 是非、ご一読下さい!! 


寝たきりを防ぐ「栄養整形医学」 骨と筋肉が若返る食べ方 (青春新書インテリジェンス) 青春出版社 

https://www.amazon.co.jp/dp/4413045521/orthomolecule-22


| オーソモレキュラー療法(栄養療法) | 17:46 | - | - |


ONP,ONE講座のお知らせ

JUGEMテーマ:健康

ONP,ONEとは、自分が代表理事をつとめる一般社団法人オーソモレキュラー栄養医学研究所の栄養カウンセラー・栄養アドバイザー養成講座です。 


おもにウェブ上での講義になりますが、自分はメイン講師なのでモニターを通してお会いすることになります。 両講座ともほぼ定員となったのですが、ただいま増席準備をしています。


正式に締め切りになる前に是非お申し込みください。 いっしょにオーソモレキュラーを学びましょう! 



−−−−−−−−−−−−−−−−−−− すでに講座を受講し完了し認定されたのは、 


認定ONP(栄養カウンセラー):450名 

認定ONE(栄養アドバイザー):130名 


講座受講を検討している方にとって、先輩となる方々の人数です。 


Web講座中心ですので、北海道から沖縄まで、全国の方が受講・認定されています。 

現在お申し込み可能な講座では、定員100名のところ、 

第5期ONP養成講座受講申込み:123名 

第2期ONE養成講座受講申込み:98名 


これから受講をなさる方にとっては、お仲間になる方が、 現在こんなにお申込みくださっています。 オーソモレキュラー栄養医学が多くの人に認知されていくことは、食事や栄養に気をつけ健康にたいして自分が主役になる人が増え、広くは国民の健康レベルの増進につながります。

ONP/ONEは、そんな未来にたいして中心的な役割を担うことにもつながります。

 ONP/ONE養成講座のご案内・申込ホームページ 


https://www.orthomolecular.jp/training/ 


【ご紹介ツールのご案内】 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


 ▼「受講・資格認定されたら、どんなことが得られるの?」 <特典について動画と文章でご紹介!>

 ONP https://www.orthomolecular.jp/specialfavor-for-onp/ 

ONE https://www.orthomolecular.jp/specialfavor-for-one/ 

▼「受講・認定された方は、どんな感想を持っているの?」 

<認定ONP/ONEの声 一挙公開!> 

ONP https://www.orthomolecular.jp/messages-from-onp/ 

ONE https://www.orthomolecular.jp/messages-from-one/ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

| オーソモレキュラー療法(栄養療法) | 22:54 | - | - |


9月2日(日)長野で講演します。

今週日曜日、9月2日は長野のメルパルクホールにて、たかはしクリニック院長の

高橋先生と管理栄養士の大柳先生と講演会に登壇します。


  

高橋先生は、形成外科・皮膚科がご専門ですがオーソモレキュラーをクリニックで導入されて積極的に多くの患者さんへ応用されています。

  

   

今回、自分は『お肌も脳も絶好腸!腸の健康がみんなの元気』というテーマで講演依頼を受けています。


  

「脳腸相関」いう言葉がありますが、近年はここに皮膚が加わり「脳腸皮膚相関」という言葉ができるくらい皮膚も腸と大きな関わりがあるのです。


   

今回の長野講演会ではそのことについてお話しできたらと思っています。


  

入場無料で大きな会場ですので、長野近郊にお住いの方は是非足を運んで頂けたらと思います。




| オーソモレキュラー療法(栄養療法) | 13:13 | - | - |


砂糖依存・低血糖症の裏に隠れているもの


火曜日の『ザ!世界仰天ニュース』の放送ですが沢山の方にご覧頂いたようで、視聴率も非常に良かったそうです。

このブログにも放映後、1万以上のアクセスがありました。

   

そしてツイッターのトレンドワードに上がったり、Facebookでも数多くシェアされたり、SNSでも大きな反響があったようです。

   

  

最近は忙しいこともありテレビからあえて遠のいていたのですが、今回、自分の話と紹介した患者さんの話を聴いた製作チームの皆さんが当初の予定よりも大きく枠を取り砂糖依存とオーソモレキュラー療法を取り上げて下さることになり、スタジオまで足を運ぶことになりました。

   

  

  

砂糖依存度チェック、皆さんはどれくらい当てはまりましたか?

  

  

快く取材にご協力くださった患者さん、そして今

回砂糖依存とオーソモレキュラーをこのような形で取り上げてくださった制作チームの皆様にこの場を借りてお礼を申し上げたいと思います。

   

   

放送内容について少し追記すると、甘いもの依存の方はセロトニンやGABAなどの神経伝達物質を自分の身体で作りだせないのですが、その裏には低血糖症の引き金にもなる深刻なビタミン・ミネラル不足が隠されています。

   

  

特に鉄欠乏は甘いものを欲しますし、インスリンをコントロールする働きがある亜鉛が不足している方は血糖値を上手にコントロール出来ないので低血糖症になりやすいのです。

   

  

そしてそこにはビタミンB群およびナイアシンの不足なども隠れており、これらの栄養素の重篤な不足は低血糖症だけでなく、疲れやすくなったり、うつ症状を引き起こす原因となるのです。

   

まずは自分の身体に足りない栄養素が何かを知ること。

それらの不足を補い、甘いものだけでなく糖質を控えた食事をすることが、低血糖症にはなによりも効果的なアプローチ法なのです。

そしてタンパク質と脂質をしっかり摂ること、血糖値が下がりすぎる前にこまめに補食をすることも大切です。

   

  

うつ病と診断されクリニックに来院された患者さんを診察すると実は低血糖症で、低血糖症の治療をする事でうつが治ってしまうケースも多々あります。


  

今回の事前取材では仰天ニュースの制作チームの皆さんに自著『図解でわかる最新栄養医学「うつ」は食べ物が原因だった!』

(https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4413110366/orthomolecule-22/)を使ってこれらのことを解説させて頂きました。

   


  

このテレビを通して、砂糖の怖さだけでなく、『低血糖症』というワードが世間にもっと広まるきっかけになれば自分もとても嬉しいです。

   

オーソモレキュラー療法についてもう少し学んでみたいと思われる方は是非、『最強の栄養療法「オーソモレキュラー」入門』(光文社新書)

 https://www.amazon.co.jp/dp/4334043429/orthomolecule-22 をご一読頂けたらと思います。

  

   

| オーソモレキュラー療法(栄養療法) | 09:01 | - | - |


第24回日本がんコンベンション


今週末はいよいよ第24回日本がんコンベンションです。

明日7日の17時10分より、「がんの治療と栄養療法」としてオーソモレキュラー療法についてお話しする予定です。

ご参加のみなさんは見かけたらぜひ
声をかけてくださいね!

2日目の日曜日はあいにくターゲットセミナーがあり参加出来ないのですが、ドクターズのムック本でご一緒している宗田先生と新井先生もご登壇されるそうです。


自分は今回コンベンション初登壇ですが、楽しみにしています!
森山先生どうぞよろしくお願い致します。


日本がんコンベンションのHP
https://gancon.jp 



| オーソモレキュラー療法(栄養療法) | 15:09 | - | - |


今野裕之先生 新刊「最新栄養医学でわかった!ボケない人の最強の食事術」

当院にて水曜日の外来を担当してくれているブレインケアクリニック院長の今野先生が青春出版社から本を出版されました。


タイトルは『最新栄養医学でわかった!ボケない人の最強の食事術』。

脳の老化の原因物質「ホモシステイン」を減らす栄養素であるビタミンB群にスポットを当てているとのことでした。


栄養療法を取り入れてくれている今野先生ならではの認知症予防プログラム。

ぜひご一読いただけたらと思います。

  

  

最新栄養医学でわかった! ボケない人の最強の食事術 (青春新書インテリジェンス) 

  

https://www.amazon.co.jp/dp/4413045459/orthomolecule-22 


| オーソモレキュラー療法(栄養療法) | 12:59 | - | - |


ビタミンBと鉄の重要性〜エントリーセミナー@沖縄
6月9日〜10日と沖縄に行ってきました。
沖縄訪問はすでにお伝えした通り、新垣形成外科20周年記念パーティーへゲストとして参加し、オーソモレキュラーについて話をするのが一番の目的でしたが、せっかく沖縄へお邪魔することになったので、沖縄のドクターへなにかセミナーができないかということで、なんと土曜の18時30分〜20時30分というナイトタイムのスケジュールが企画されました。


準備期間も短かったにもかかわらず、大勢の医師・歯科医師、すでにオーソモレキュラーを実践されている医療機関のスタッフの方々にお集まりいただきました。


タイトルとして依頼されていたのはエントリーセミナーと言うことだったので資料作りでは、自分がオーソモレキュラーを取り入れ始めた頃に立ち返ってみることにしました。


今でこそ、多くの栄養素を病態改善のために用いており、その方法をセミナーなどでお伝えする立場になっているのですが、オーソモレキュラーに出会った20年前には半信半疑でおそるおそるクリニックを訪れる患者さんの病態改善に応用していたのです。


なんといっても、その始まりは「ヘム鉄」を用いた鉄代謝の改善でした。
従来の処方箋で対応できる鉄剤では消化器症状が生じたり、フェリチンだけが上昇し、臨床症状の改善が乏しいことを経験していたのですが、ヘム鉄を使うことによって実に多くの女性の愁訴の改善が得られたのです。


その後は、ビタミンB群を付け加えるようになりました。
実は、鉄を体内で利用するためにはビタミンBがとても必要なのです。
そのため鉄を補充しても期待したような改善が得られないときにビタミンB群を追加することで、また多くの患者さんの改善が可能になりました。


ビタミンBはTCA回路を回す上で、あらゆるビタミンB群を必要とします。
・ビタミンB1不足で糖質を
・ビタミンB2不足で脂質を
・ビタミンB6不足でアミノ酸を
それぞれアセチルCoAに変換できないのです。
つまりビタミンB群が不足することは、エネルギー代謝にも強く影響する問題なのです。


ストレスや、糖質摂取過剰、アルコールなどで消費された結果、体内で不足しているビタミンB群が補充され、タンパク質代謝が改善してくると、補充された鉄が効果的に利用されるようになるため、貯蔵鉄であるフェリチンの上昇はゆっくりになります。


ときに一度上昇したフェリチンがビタミンB群の補充などによって低下することすらあります。
フェリチンはあくまで貯蔵鉄を反映する数値なので、ヘモグロビンなど鉄を含むタンパク質への鉄が満たされ、鉄を含む酵素や組織への鉄の供給などが優先されるのです。


これはオーソモレキュラー栄養医学の基本として、よくお伝えすることなのですが、
「栄養素の不足はその栄養素を多く含む組織や臓器、またはその栄養素を多く消費する組織や臓器のトラブルの原因になる」ということ。
ビタミンB群や鉄の不足によって影響を受けるのは、ミトコンドリアの多い組織。
つまり、卵子・心筋・骨格筋・肝臓・脳になります。

血液検査から臓器のトラブルを判断するだけではなく、栄養の過不足や代謝のトラブルを見つけてそこを補正するのがオーソモレキュラーなのです。
その臓器の機能を十分に働かせるためには、そのための最適の物質の濃度が必要です。
その濃度には非常に個人差があり、通常の食事からだけでは得ることができません。


今回のエントリーセミナーでは、鉄とビタミンB群に絞って2時間話をすることにしたので、エントリーとはいえ、かなり突っ込んだ内容で資料を作ることができました。


その他にも鉄欠乏と精神疾患、成長期の心の発達の関連性について、また妊娠・産後の鉄欠乏などについては臨床も交えてお話ししましたが、脳の機能を正常に保つ上で鉄とビタミンBは非常に重要な栄養素であることをお伝えできたかと思います。


特にビタミンBに関しては、抗酸化物質・糖化抑制物質として今後抗酸化アプローチの中心的な役割の存在になっていくのではないでしょうか。


沖縄では数名の医師がオーソモレキュラーを実践してくれていますが、20周年を迎えた新垣形成外科の新垣実先生は、10年以上前から勉強会へ参加していただいています。

形成外科のクリニックですが、オーソモレキュラーではあらゆる病態の患者さんの治療に応用してくれています。


遠く沖縄でも、この考え方が受け入れられ日々の診療に応用されるようになって本当に良かった!!



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