うつ病からがんの治療までオーソモレキュラー療法(栄養療法)の実際
うつ病、パニック障害、発達障害からがんの治療まで海外で広く実践されている「薬だけに頼らない」オーソモレキュラー療法を紹介します。投薬治療が中心のうつ病や統合失調症などに多くの実績があり発達障害にも応用されています。高濃度ビタミンC点滴療法は、がんの治療に新しい可能性を提供します。

ご挨拶
溝口 徹

溝口 徹(みぞぐち・とおる)
自分にとって必要な栄養素を知ること。そして、その栄養素を十分に摂取すること。正しく、十分な栄養素が、自分の心と身体を、より良い状態に改善させます。
精神疾患の診断を受け、多くの薬を用いて対症療法の治療をされている方が多すぎます。最適な代謝が、脳内の神経伝達物質の分泌を適正化します。その結果、薬が必要であった症状の多くが改善することを、分子栄養学的なアプローチでは多く経験します。
このブログでは、日々の診療で経験する多くの患者さんの経過や、その背景にある学術的な作用を、できるだけわかりやすく伝えてゆきます。本来の自分らしさ取り戻すために、少しでも役立てていただければ嬉しく思います。

詳しいプロフィール

おすすめ書籍
スーパードクターズ!  いま、糖質制限がすごい!  ケトン体生活のススメ (ぴあMOOK)
スーパードクターズ! いま、糖質制限がすごい! ケトン体生活のススメ (ぴあMOOK) (JUGEMレビュー »)
宗田哲男 藤澤重樹 新井圭輔 今西康次 溝口徹 水野雅登 門脇晋 小幡宏一 長尾周格 三島学
関連ブログ紹介

がん治療 栄養療法で毎日を元気に、穏やかに生きる。
がん治療
「がん治療」のブログは本ブログ「うつ病からがんの治療までオーソモレキュラー療法(栄養療法)の実際」に統合しました。2012年末までの投稿は「がん治療」ブログでご覧いただけます。

オーソモレキュラー療法
リエンゲージメント
携帯からアクセス
qrcode
タンパク質の必要摂取量
成長期はもちろんのこと、病気を治したりアンチエイジングのためには、通常よりも多くのタンパク質が必要になります。
個人差はありますが、一般的に健康な成人男性でおよそ1日60gのタンパク質が必要と言われています。
  
  
卵にするとおよそ5〜6個、肉にすると約300g、魚の切り身では大きいもので3〜4切れほどになるでしょうか。
ということは病態改善やアンチエイジングには、それ以上のタンパク質が必要だという事がお分かりになると思います。
     
  
そしてせっかく食事から摂取したタンパク質ですが、その利用効率を低下させる要因が摂取カロリー不足です。
摂取カロリーが少ないとATP(エネルギー)産生のためにタンパク質が使われてしまい、タンパク質を有効利用出来ないのです。
ですのでカロリー不足にならないように脂質をうまく利用するのがポイントになります。

   
成長期には新生組織の蓄積に必要なタンパク質を摂取する必要がありますし、発熱やガンやアレルギーなど体内に何かしらの炎症がある時は、体タンパク質の異化が亢進するため通常時より多くのタンパク質が病態改善には必要になるのです。
  
  
病態改善のためにはアミノ酸組成がインバランスな植物性タンパク質よりも動物性タンパク質です。
そして脂肪酸の比率を考慮し、リノール酸の少ない豚や牛を中心にすることをお勧めします。
そして先日ブログでも取り上げたように
お肉だけでなくEPAが豊富な青身の魚も食べることも重要です。
   
  
タンパク質の積極的な摂取が大切ということは、徐々に広まっていますが、他栄養素の不足があると、タンパク質摂取量が基準量を満たしていてもタンパク質の栄養状態を正常に維持できない場合があります。
ですので一概に「タンパク質だけを摂れば良い」というわけでもないこともお伝えしておかなければなりません。

   
タンパク質の適正な必要量については、世間一般でまだまだ十分に理解されているとは言えません。

  
なぜならこれまでのタンパク質必要量の実験においては摂取カロリー過多での実験が多かったため、タンパク質必要量が低く見積もられてしまっていたのです。

  
タンパク質への理解は、医療従事者の中でもまだまだ低いのが現状ですが、タンパク質の積極的な摂取と適切なタンパク質代謝の維持は(腎機能低下の人を除き)病態改善に必須の条件になることは間違いない事実なのです。
   
 
繰り返しになりますがタンパク質はただやみくもに沢山摂れば良い訳ではありません。

タンパク質をうまく使える身体作りを目指してくださいね。
| オーソモレキュラー療法(栄養療法) | 08:17 | - | - |


睡眠薬や抗不安薬が手放せない人へ

先週のブログでASTとALTの低値はビタミンB6の不足を意味するとお伝えしました。

  

今日はビタミンB6についてもう少し詳しく説明しようと思います。

  

神経伝達物質の合成過程には特有の酵素が関与しているのですが、それらの酵素のほとんどは、補酵素としてビタミンB群を必要としています。

特にナイアシンとビタミンB6は、GABA系、ノルアドレナリン系、セロトニン系のすべての経路で必要です。

   


   

つまりビタミンB6が不足すると

・L-グルタミン酸からGABA

・L-ドーパからドーパミン

・5-HTPからセロトニン


の3つの経路における反応が全て阻害されてしまいます。

  

つまりビタミンB6不足によりGABAが上手く作れないので、人は悪夢を見たり、赤ちゃんは夜泣きをしたり、精神症状を含んだ多彩な不定愁訴が起こってしまうのです。GABA合成はとくにビタミンB6への依存が強いことが知られているためGABA不足の症状が強く起ります。

   

  

デパス、ソラナックス、ワイパックスなどに代表される抗不安薬やレンドルミン、ハルシオン、サイレースなどの睡眠導入剤などがなかなか減薬出来ない人は、このように自分の身体でGABAが上手く作れないことが原因であることが多いのです。そのような場合には、ビタミンB6を十分に含んだビタミンB群を積極的に補充して、神経伝達物質のバランスを取りながら充分にGABAを作れるようにしてあげることが大切です。

  

  

空腸から吸収されたビタミンB6は門脈経由で肝臓へ流れ、肝細胞からアルブミン複合体または遊離ピリドキサルとして末梢へ行き、末梢ではALP(アルカリフォスファターゼ)の作用で組織に取り込まれ作用します。

  

ご存知の方も多いと思いますが、亜鉛欠乏時にはALPは低値になり、ビタミンB6の作用は減弱します。

つまりビタミンB6不足が疑われる人はビタミンB6を補うだけでなく、その作用をしっかり効果的に出すために亜鉛の不足も合わせて補うことが

大切になるのです。

そしてビタミンBは、互いに相互作用があり相補的に働くので常にコンプレックス(複合体)で摂取することが大切でしたね。

     

ここはオーソモレキュラー 療法が通常医療と非常に異なる点ですが、病態を改善させる上で『体内における栄養素の潜在性欠乏』への理解が必要になるのです。

| オーソモレキュラー療法(栄養療法) | 11:19 | - | - |


私たちのエネルギー源〜ATP産生とビタミンB群の関連性〜

三大栄養素と言えば、皆さんご存知の通り、『タンパク質、脂質、糖質』ですね。

   

  

ではなぜこの3つが三大栄養素と言われるのでしょうか?  

それはこの3つの栄養素からアセチルCoAが作られるからです。

   

  

人が生きていくために必要なATP(エネルギー)はアセチルCoAがTCAサイクルに入ることで作られます。

三大栄養素の中でこのアセチルCoAに最もショートカットで辿り着くのが脂質です。

この脂質(トリグリセリド)の脂肪酸がアセチルCoAに変換されるためにはビタミンB2が非常に重要です。

ここでビタミンB2が足りないと脂質の利用障害が起きてしまうのです。

  

   

そしてタンパク質はアミノ酸がアミノ基転移反応から作られたピルビン酸やケト酸に変換され、糖質や脂質の経路に取り込まれアセチルCoAとなります。糖質も脂質に比べると非常に遠回りにはなりますが解糖系を利用してアセチルCoAを作ります。

これらの過程で必要な補酵素はビタミンB6とビタミンB1です。

   

  

つまり食べたものをアセチルCoAに持っていくためにはビタミンB1、B2、B6が必須のビタミンになります。

   

  

エネルギーの元となるATPの産生で重要な指標となる血液検査項目が肝機能の指標と言われるALTとASTです。

ALTとASTはアミノ基転移反応を触媒する酵素です。


  

ALTはほとんど全ての臓器に分布していますが、ASTよりもかなり低濃度でありビタミンB6と結合していないALTはすぐに消失してしまいます。

ですのでビタミンB6が不足すると、ASTよりALTが先に低下しアミノ基転移反応がうまくいかなくなり、TCAサイクルを回すきっかけとなるアセチルCoAとオキサロ酢酸を作ることが出来なくなってしまい、一生懸命食事を摂ってもATPを産生できないのです。

つまりASTやALTが低い方は、食事をとっても元気がでないのです。

  

  

このようにTCAサイクルを回して、私たちが生きるために必要なエネルギーを産み出すにはあらゆるビタミンB群が必要になるので、ビタミンBは単体ではなく、複合体(コンプレックス)で摂る必要があります。

たまに厳格な糖質制限をして体調を崩してしまう方がいますが、それは脂質とタンパク質からTCAサイクルが回せないためにエネルギーダウンしてしまうことが多いのです。

  

  

そのような場合は解糖系もうまく利用する必要があるので、糖質制限をスタートする時はいきなり糖質をゼロにせず、少しずつ段階を踏んで減らしていくことをお勧めします。

   

  

※マンガでわかるオーソモレキュラー 好評発売中です。(5月17日発売)

『まんがでわかる 子育て・仕事・人間関係 ツライときは食事を変えよう ― はじめてのオーソモレキュラー栄養療法 』


https://www.amazon.co.jp/dp/4074316978/ref=cm_sw_r_li_awdo_c_hVm1CbD7KEMDM

  

| オーソモレキュラー療法(栄養療法) | 08:18 | - | - |


EPA(エイコサペンタエン酸)とAA(アラキドン酸)比の理想値は?

今日はn-3系の必須脂肪酸の代表で魚の脂などに含まれるEPA(エイコサペンタエン酸)とn-6必須脂肪酸の代表で肉や植物性の油などに含まれるアラキドン酸の比率についてお話ししようと思います。

どちらも体内では作ることのできない必須脂肪酸ですね。



通常この比率は血液検査では測ることはないのですが、出来ることならぜひ追加して欲しい項目です。



オーソモレキュラー的な見方で血管障害予防を考えるのであれば、この比率は1を超えたいところです。



しかし普通の食生活だと、細胞膜にアラキドン酸がいっぱい溜まっているため、EPAを積極的に摂取しないと分母の方が大きくなり、その比はなかなか1を越えることができないのが現状です。



このEPA/AA比は人種によってかなり異なり、イヌイットの比率は9と非常に高く、日本人は0.5〜0.7(漁業を営む人は若干高め)欧米人に至っては0.1位とされています。



なぜ人種によってこんなに差が出るのでしょうか。

その理由は食べているものが違うからです。

イヌイットは魚を食べるアザラシやシロクマを食べているので必然的にEPAリッチに、反対に魚が少なく肉や植物性油脂の摂取が多い欧米人はアラキドン酸が多くなるためです。



実際、日本の検査会社におけるEPA /AA基準値も0.05〜0.72で、1に至りません。

これだけ基準値が低いのは、少なくとも母集団の95パーセントがEPAが足りてないという見方ができるでしょう。



EPAとアラキドン酸の違いにおける大きな特徴は炎症が起きた時に出てくるエイコサノイドが の種類が違うということです。



アラキドン酸は脳の機能を担う神経細胞の生成を促したりする一方で、炎症が起きるとそれを慢性化させるエイコサノイドを放出します。

それに対してEPAは炎症が起きるとすぐに修復にかかるエイコサノイドを放出するのです。



つまりEPAを積極的に摂取した方がいい人は、血管障害の予防や改善をしたい人だけでなく、がんやアトピー性皮膚炎や喘息、花粉症など体内における炎症が強い人達ということになります。

また心疾患のハイリスク群(中性脂肪が150以上と高値、HDLコレステロールが40以下と低値)がスタチンと共にEPAを併用すると53%の抑制率があることが分かっており、ここに該当する方は心疾患の予防のためにも積極的にEPAを摂取することが大切です。


そしてEPAとよくセットにされるDHAは

脳や生殖器に多く存在し、体内でEPAから変換されるのですが、実はその変換率は非常に低いのです。

ですので、認知症など脳の機能を上げたり、目などの神経細胞の機能をあげたい場合や精子の運動率をあげたい場合などは、EPAではなく、DHAの形で摂取するのが好ましいケースがあることもここに追記しておきます。



アラキドン酸は上にも書いたように身体に必要な脂肪酸ではありますが、どうしても普通の食生活ではその摂取量は過多になってしまいますね。



つまりEPAリッチな身体にするためには、サバやイワシなどの青背の魚や魚の缶詰などを積極的に食べたり、体内に何かしらの炎症のある方はサプリメントで補うことも念頭において貰えたらと思います。



EPAは非常に柔らかい脂肪酸です。

細胞膜を柔軟性のある状態にしてくれますが、その反面酸化しやすいという欠点があります。

細胞膜の中のEPAの酸化を防いでくれるのはビタミンEです。

EPAと合わせてビタミンEを摂取すると、より効率的にEPAの効果を出せることも覚えておきましょう。

| オーソモレキュラー療法(栄養療法) | 08:45 | - | - |


血液検査データをオーソモレキュラー的な解釈で見るとどうなるか

前回のブログでは、通常医療における基準値とオーソモレキュラー における判断値についてご説明しました。

  

  

今日は実際に1つの症例を挙げて、通常医療における解釈とオーソモレキュラー における解釈の違いについてお話ししようと思います。

    

  

まずはこの検査データを見てください。

    

  

これは強い疲労感と抑うつ感を訴え、過去にうつ病、統合失調症と診断された20代女性の検査データの一部です。

  

これをあえて、通常医療の解釈で見てみましょう。


  

検査項目が基準範囲内に全て収まっていることから、肝機能、腎機能は正常、栄養状態には問題なく、貧血なしという診断になります。

つまり検査結果は特に問題なく、症状は精神的なものとされ、いとも簡単に抗精神薬の投薬治療が始まってしまうのです。

  

  

では全く同じ検査データをオーソモレキュラー による解釈で見てみましょう。


この検査項目をザッと見るだけでも


.織鵐僖代謝の低下(BUN低値)

亜鉛の不足(ALP低値)

ビタミンB6不足(AST /ALT)

っ蔵鉄の著しい不足(フェリチン)

ジ魎郷牲亢枋ァ聞ッ羌總加、リンパ球抑制)

  

などを読み取ることができます。

   

  

上記に書いたように、一見採血データは全て基準範囲内にあるため、通常医療においては投薬治療の道へ進むところをオーソモレキュラーではその不調は身体の栄養不足が原因という見方をするため、効果的な栄養アプローチに踏み切れるのです。

  

  

上記の,らい亡悗靴討蓮⊃事でレバーや赤身のお肉を摂取する食事面でのアドバイスおよびヘム鉄やビタミンB群、亜鉛などのサプリメントを補充するというアプローチをします。

  

  

そしてイ慮魎郷牲个亡悗靴討蓮△風呂にリラックスして入るなど緊張を取る生活習慣のアドバイスや、カフェインを控えたり交感神経を優位にさせてしまう低血糖にならない食事のとり方などの食生活のアドバイスをしていきます。

      

  

クリニックを受診する前に投薬治療を受けていた患者さんも、これらの生活面・食事面のアドバイスとサプリメントの補充で、心身ともにバランスが整い、薬が非常にスムーズに減らせるようになり、断薬への道も見えてくるのです。

   

  

そしてオーソモレキュラー療法では通常の健康診断の採血項目に加えて、60項目以上もの採血項目があります。

これらの精密な検査データから臓器の機能を評価するだけでなく、多くの生化学的な栄養素の代謝情報を読み取り、症状と栄養トラブルの関係を理解した上で実際の治療に応用していきます。


  

オーソモレキュラー療法が様々な病態改善に非常に効果的な理由はここにあるのです。





  


   





   

| オーソモレキュラー療法(栄養療法) | 06:29 | - | - |


血液検査項目は基準値内であれば合格なのか?

何らかの不定愁訴があり、クリニックに来院される患者さんの中には、過去の採血結果をご持参され、『血液検査では基準値内でなんの問題もなかったのですが…』と仰る方がかなりの割合でいらっしゃいます。

   

  

では『基準値』とはいったい何を指すのでしょうか?

基準値は母集団の上下2.5%ずつを外したもの、つまり95%が占める範囲を表したもので、『正常値』ではなく、あくまで『参考値』に過ぎないのです。

  

     

  

母集団を構成するのは各検査会社の社員であり、その標本数は規定が設けられていないため、非常に少ない人数(20-40数人ほど)が検査対象となっています。

加えて年齢などの条件も異なるため、各検査会社の基準値にバラツキがあるのはそのためです。

    

   

採血項目がこの基準値内に全て収まっていたら問題ないのかということについてお話しする上で、『測定値(検査値)』についても少し補足しておこうと思います。

  

   

生化学一般の検査項目は、血清中の濃度を測定しているのですが、それは常に上昇因子と低下因子がありバランスを取っています。


上昇因子には

・過剰気味なカロリー

・炎症

・糖化

・脱水 など


  

低下因子には

・不足気味なカロリー

・ビタミンなどの不足

・消費が増えている状態 など

  

  

がありますが、この2つの因子のバランスを取った状態が検査値として数値に出てくるのです。

  

   

本当に理想的な状態とは、上昇・低下因子どちらも少なく、そのバランスが取れている状態になります。

  

   

しかし、あくまでバランスの問題であるため、上昇因子と低下因子がどちらも大きい場合もバランスが取れてしまうことになり、病態下でも基準値内に入ってしまうのです。

   

  

そこで、身体の栄養状態をより正確に評価するためにオーソモレキュラー 療法では世間一般的な基準値ではなく、『オプティマルレンジ(理想の範囲)』という概念を取り入れています。

その判断値は病態の積極的な改善を目的として必要な代謝を得るための『臨床判断値』であり、いわゆる『栄養素の欠乏や不足』を判断するものではありません。

  

  

通常、オプティマルレンジは基準値内の中で狭い範囲になることが多いのですが、あくまで『病態改善にとって必要な濃度』として設定されるため、コレステロールなどのように基準値を外れるケースも出てきます。


  

このようなオーソモレキュラー 的な検査方法を導入している機関は、全国で2500施設までに増えてきており、その判断値を関連医療機関からのデータも含めて3-6ヶ月毎に評価し現状に応じて変更しています。

   

  

このように従来の基準値ではなく、判断値で評価するオーソモレキュラー療法においては、採血項目における上昇因子と低下因子をどれだけ多く想定できるかが、検査データをどれだけ精度高く見られるかのポイントになります。

そのため血液検査を解析をする医師には栄養に対する深い理解と、採血結果への深い洞察力が必要になってくるのです。

           

   

心と身体の不調の原因は、はっきりと血液検査に現れています。

その原因を究明し、細胞にとって足りない栄養素を最適な濃度まで持っていくのがオーソモレキュラー 療法なのです。




| オーソモレキュラー療法(栄養療法) | 09:08 | - | - |


ONP,ONEの小論文読んでます

JUGEMテーマ:健康



明日は福岡での不妊治療関係の学会での講演のため、いま飛行機に搭乗したところです。
先週末のONP,ONEの認定試験で、皆さんに書いてもらった記述式問題への回答と小論文が自分のところへまとめて到着。段ボール箱にいっぱいのレポートで驚きました。
まず皆さん、とても良く理解していただいたようでした。とても嬉しいです。

さらに自由選択による小論文では、皆さんお一人お一人の熱い思いを感じてしまいました。
特にONE受講の皆さまには、直接お会いする機会がないため、記述式の回答を通して受講のきっかけや、ご自分やご家族のこと、さらにこの講座を通して学んだ知識への理解とこれからの人生への活用など読むことによって身近に感じることができました。
ONP,,ONE講座受講の皆さまには貴重な日曜日、多くの時間を使って選択式、記述式の試験を完了していただきありがとうございました。

退職まであと3年となり、ONEを受講していただいた女性の方のレポートでは、これまでの人生で何度も命の保証はないと言われる病気や怪我の治療を受けてこられたこと。そして精神科まで受診し薬の副作用にも苦しんだそうです。その方がオーソモレキュラーに出会い、数年単位で改善されてきた結果、『今のわたしは20代、40代の頃よりずっと元気です』と記していただき、さらに退職後には体調と相談しながら自分の経験やONE講座で得た知識などを周りの人に伝えたいと結んでくれました。

さらに30歳代IT企業に勤務の男性からは、『これまで疲労困憊だったシーンでも活力にあふれた状態で仕事に向かうことができ、さらに疲れを感じたときには休むべき状態だと適切に判断できるようになった』と書いていただきました。オーソモレキュラーでは、自分を様々な角度から観る、診る、知る、評価することが重要なのですが、休むべき時を知るということは、自分を守り栄養素の無駄使いを防ぐためにも大切な観点なのです。

約半年間のカリキュラム。
忙しい皆さまには、負担にもなったと思える情報量ですが、ONP,ONEの皆さんには本当に頑張っていただきました。
まもなく、きっと皆さまへ吉報が届くと思います。
認定ONP,ONEとなられた暁には、さらに知識のブラッシュアップのカリキュラムを準備しています。この講座で学んだ基礎を生かしさらに応用できるよう、これからは皆さんの都合に合せて学んで下さいね。
セミナーなどで自分を見かけることがありましたら、どうかご遠慮なく声を掛けて下さい。皆さまと直接お話できることは、自分にとってとても大きな喜びです。

これからもよろしくお願いします。

| オーソモレキュラー療法(栄養療法) | 20:52 | - | - |


今月は盛りだくさん!

JUGEMテーマ:健康



3月3日は第5期ONP通学講座の最終日でした。講座では、期間中に出てきた質問に対してお答えし、最後に模擬栄養カウンセリングをしました。第5期ONPの皆さんからの質問は、すご〜くディープなものが多くてお答えするのも骨が折れました(笑)
実は、受講生からの質問内容は、受講期によって傾向が異なるのです。今回、第5期の皆さんからいただいたものは代謝にしても深い質問が多く、web講義でお伝えした内容からさらに進んだ領域についての疑問が出ていて、興味を持っていただいているのが分かりとても嬉しく思いました。


また、昨日は第5期ONPと第2期ONEの現役生の方々の卒業試験日でしたね。皆さんお疲れ様でした。自分は、受講期間が終われば終了-でなく「一緒に勉強することを続けてもらえたらな〜」、といつも思っています。今後はONP、ONE、ONSの皆さんには、それぞれのセミナーの内容から得たことを実践していただきたいです。

加えて昨日は、医師向けのアドバンスセミナーがありました。
ライブ形式で質疑応答しながら進めていった今回のアドバンスセミナーの特色は、大ベテランの先生方が多く参加してくださったことです。
講義の資料も手直しを加え、今までと異なる角度から検査データを評価する試みをしてみたので、ベテランの先生方にも新しい何かをお伝えすることができたのではと思います。
実際、10年以上この治療を継続してくれている先生から「いろいろと新しいことを伝えてもらった」と評価の声をいただき、ホッと胸をなで下ろしました。会場には、スキルアップに励む認定ONPの有志の皆さんの姿もありました!


さて、今週末は福岡です。3月17日に不妊治療系の学会での講演が予定されています。不妊治療の分野でも、オーソモレキュラーはとても効果的です。卵子の質や子宮内膜の改善に有効で、不妊治療における妊娠成立や継続に役立ちます。さらに良いのは、妊娠経過中のお母さんがとても楽に過ごせること。そして、栄養療法に取り組んだお母さんから生まれてきた赤ちゃんに共通することは、「丈夫で」「穏やかで」「育てやすい」ということです。

オーソモレキュラー栄養療法は、基本的には、ほぼ全ての診療科に応用可能であり、多くの先生方の臨床を変える可能性があると思っています。このような考え方が一日も早く一般的になればいいなぁ。と思いながら、今月も頑張ります。
3月31日は、第5期ONPと第2期ONEの皆さんの卒業式です!
晴れ晴れした表情で皆さんにお会いできることを楽しみにしています!!
今月は盛りだくさんでした!

| オーソモレキュラー療法(栄養療法) | 01:13 | - | - |


4/7(日)医療セミナーに登壇します(参加募集要項)

 

4月7日、東京駅近郊にて『栄養の最適化による慢性疾患へのアプローチ〜最強の栄養療法オーソモレキュラーの臨床導入』にてオーソモレキュラー の基礎と応用編について、一気にまとめてお話しさせて頂くことになりました。

そして今回のセミナーは、ウェブ配信されるため遠方の方やお忙しい方にも参加いただけたらと思います。

 

午前・午後の合計4時間かけて、血液データの見方と不定愁訴へのアプローチ法や、個々の症状に対するオーソモレキュラー 的アプローチについてお話ししたいと思います。

   

また、質疑応答時間もあるとのことなので、オーソモレキュラー を実践するにあたり日頃の疑問を色々質問していただけたらと思います。

 

 今回はインターネット配信もあるので、パソコンやスマホの先でライブ動画を見ている方々も意識しながら楽しんで話をしたいと思います。

  

ただ会場の席は限られてるそうですので、お早めにお申込み頂けたらと思います。

  

  これからオーソモレキュラー を学びたい方はもちろんのこと、現在、オーソモレキュラー を学んでいらっしゃる方、実践されているにもご満足いただけるようなお話を出来たらと今から準備していくつもりです。

 

  お申し込み先は、医療技術セミナースキルアップまでよろしくお願い致します。

  

 

 

| オーソモレキュラー療法(栄養療法) | 09:14 | - | - |


2月17日(日)はベーシックセミナーでした

JUGEMテーマ:健康



本日は、通い慣れたAP品川でベーシックセミナーでした。
このセミナーも何回やったことでしょう・・・2003年に新宿にオーソモレキュラー専門クリニックを立ち上げる前後から医師向けのセミナーを始めているので、我ながら良くやっているなぁ〜と思います。

それもこれも、新しく興味をもっていただき、セミナーへ足を運んでいただくドクターがいること。そして基本的に同じ内容であっても何回も参加してくれるドクターが大勢いること。さらに5年目に突入したONP講座の現役生や卒業生が、より深く勉強することを希望して参加してくれるようになっているからです。

今日のセミナーは医師、歯科医師、認定ONP、現役ONPのみなさん合わせて100名を超える参加者になりました。
貴重な日曜日に、心より感謝申し上げます。


同じテーマで同じ資料を使っても、毎回少し話す内容や強調することや、テキストに載っていない周辺の話題などを伝えることになるので、こちら側も始めてみないとどんなセミナーになるのか分かりません。

今回は、ベテランの先生方や認定ONPの方々も多かったので、Q&A方式も取り入れ参加いただいた皆さまに、考えて答えてもらう機会を多く作りながら話を進めていきました。

また、オーソモレキュラー療法の創始者の一人であるカナダのホッファー先生との思い出話や、高濃度ビタミンC点滴療法(IVC療法)のプロトコルを作り上げたリオルダン先生の講演の裏話なども交えることもできました。



ホッファー先生は、日本の医師が、カナダやアメリカの堅物医師と違って広い心をもってオーソモレキュラーを受け入れてくれることを望まれていました。

リオルダンが皮肉を込めて話をしていた、
「専門家は、その分野で自分の知らない新しいことを受け入れない」
という表現は、本日参加いただいたドクターにはあてはまりません。

さらにここ数年、まさにホッファー先生が期待した通り、多くのドクターがオーソモレキュラーを基礎にした様々な分野の栄養アプローチに取り組まれるようになり、心強い限りです。
ますます多くの医師から情報が提供され、食事の変更や栄養素を用いての病態改善、疾患の予防、より良い健康状態からアンチエイジングまで行われるようになるとよいですね。

以前から自分の中で意図していた、
”2020年にはこの治療法が日本の医療の常識になっている”
も現実味を帯びてきました。

現在受講されているONP,ONEの皆さんも、完了の4月に向けてのカウントダウンが始まりました。
今回は少し卒業試験を変えようと思っています。決して難しくするというのではなく、より臨床で応用するために有効になるような内容も盛り込みたいと思っています。
2020年の目標を達成するためには、ONP,ONEの皆さんの活躍と協力が不可欠です。頑張って下さいね。


| オーソモレキュラー療法(栄養療法) | 23:33 | - | - |


| 1/30PAGES | >>