うつ病からがんの治療までオーソモレキュラー療法(栄養療法)の実際
うつ病、パニック障害、発達障害からがんの治療まで海外で広く実践されている「薬だけに頼らない」オーソモレキュラー療法を紹介します。投薬治療が中心のうつ病や統合失調症などに多くの実績があり発達障害にも応用されています。高濃度ビタミンC点滴療法は、がんの治療に新しい可能性を提供します。

ご挨拶
溝口 徹

溝口 徹(みぞぐち・とおる)
自分にとって必要な栄養素を知ること。そして、その栄養素を十分に摂取すること。正しく、十分な栄養素が、自分の心と身体を、より良い状態に改善させます。
精神疾患の診断を受け、多くの薬を用いて対症療法の治療をされている方が多すぎます。最適な代謝が、脳内の神経伝達物質の分泌を適正化します。その結果、薬が必要であった症状の多くが改善することを、分子栄養学的なアプローチでは多く経験します。
このブログでは、日々の診療で経験する多くの患者さんの経過や、その背景にある学術的な作用を、できるだけわかりやすく伝えてゆきます。本来の自分らしさ取り戻すために、少しでも役立てていただければ嬉しく思います。

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初めての中国のドクター向けオーソモレキュラー学会開催
6月14日〜16日、横浜みなとみらいで、日本抗加齢医学会が開かれています。
昨日は、午前中に新宿で診療したのちに横浜へ移動し学会へ参加しました。

   
今回は、この学会を利用して楽しみにしていたイベントがあります。
それは中国のドクター向けの初めてのオーソモレキュラー学会が開かれるためです。
   
  
この企画は、中国のLiLi先生と沖縄の新垣先生(写真がなくてごめんなさい)が中心となり中国で栄養療法に興味をもつ医師たちに参加を呼びかけ実現しました。

LiLi先生は、日本に留学経験があるため少し日本語がわかりますが、参加されるドクターには日本語が分かる方はいらっしゃいません。
英語はわかるドクターは多いのですが詳細を正しく伝えるために逐次通訳をいれて日本語でのプレゼンテーションになりました。
写真右がLiLi先生です。




柳沢先生も点滴療法と世界のオーソモレキュラーについて講演されました。


セミナーのあとは参加された多くの中国からのドクターたちと食事会。中国語が飛び交うテーブルでつたない英語を使って情報交換をしました。

  
中国では、ファンクショナルメディスンの考え方が広がりつつあり、その分野の情報から今回のオーソモレキュラー学会を知ることになったようです。
自分の講演も柳沢先生の講演もファンクショナルメディスンでは聞くことがないものだったようで、わざわざ日本まで来てくれた甲斐があったなら良かったです。
   
中国の都市部では、肥満・糖尿病・高血圧などの生活習慣病が急激に増加し問題となっていることなど、日本と変わらない現状についてディスカッションできました。

  
本日6月15日は、中島こうやクリニックの中島孝哉先生の腸内細菌の検査と臨床応用の発表での座長を務めます。
また日曜日の6月16日には、一番大きなホールで行われるランチョンセミナーで講演します。

   
毎年、この抗加齢医学会で多くのドクターやパラメディカルの方々がオーソモレキュラーを知ることになります。
自分がこの学会に入会した当時には、まだまだ栄養やサプリメントなどの発表は少なかったのですが、いまではアンチエイジングの中心の一つに食事や栄養が理解されるようになりました。

  
ちょっとお天気が心配ですが、多くの方に聞いていただきたいと思っています。
今日、明日会場へお越し下さる皆さま、自分を見かけたら、ぜひ声をかけてくださいね。
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