うつ病からがんの治療までオーソモレキュラー療法(栄養療法)の実際
うつ病、パニック障害、発達障害からがんの治療まで海外で広く実践されている「薬だけに頼らない」オーソモレキュラー療法を紹介します。投薬治療が中心のうつ病や統合失調症などに多くの実績があり発達障害にも応用されています。高濃度ビタミンC点滴療法は、がんの治療に新しい可能性を提供します。

ご挨拶
溝口 徹

溝口 徹(みぞぐち・とおる)
自分にとって必要な栄養素を知ること。そして、その栄養素を十分に摂取すること。正しく、十分な栄養素が、自分の心と身体を、より良い状態に改善させます。
精神疾患の診断を受け、多くの薬を用いて対症療法の治療をされている方が多すぎます。最適な代謝が、脳内の神経伝達物質の分泌を適正化します。その結果、薬が必要であった症状の多くが改善することを、分子栄養学的なアプローチでは多く経験します。
このブログでは、日々の診療で経験する多くの患者さんの経過や、その背景にある学術的な作用を、できるだけわかりやすく伝えてゆきます。本来の自分らしさ取り戻すために、少しでも役立てていただければ嬉しく思います。

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調べてみたら
JUGEMテーマ:健康

サプリメントは食品扱いであるため、商品に含まれているビタミンやミネラルなどの量が、実際の製品に正しくふくまれていることは必要ありません。
たとえば、1カプセルにビタミンCが1g含まれると表記されていても、0.1gしか入っていないこともあります。それでもとくに罰則はありません。作るときに計算上、1カプセルに1g含まれるであろう仕込み量であれば良いのです。
このことがラベルに書いてある量を摂取しても効果があるものとないものがある一つの理由になります。

医療機関で使うものや、不快な症状を改善することを目的にするサプリメントでは、さすがにこの状況はよくないであろうと、メーカーから自主的な規制を作ろうと言う動きがありますが、なかなか実現していません。

新宿のクリニックでは、自分たちが使うサプリメントについては、実際に使っている製品を成分分析にかけていることはお伝えしましたが、他のメーカーの製品もいくつかチェックしてきています。それは、表記上ありえないだろうと思う量が含有されているものがあったり、新宿のクリニックでお渡ししているレポートの量を参考に、患者さんが自分で購入して治療されても効果がなかったり、乏しかったりすることが多いからです。

サプリメントメーカーであるD社は、海外の医療機関で最も多く使われているということがセールストークのメーカーです。実際に日本でも多くの医療機関がこのメーカーの製品を使っているようです。
そのメーカーのヘム鉄製品のヘム鉄含有量の表記には、僕らがみると明らかにおかしいな。。。。と感じる量が記載されていました。技術的に見ても、コスト的に見ても、表記されているヘム鉄を1カプセルに含有させることは困難だと思ったのです。そして、多くの方がその製品を使われても効果がないと感じていました。

そこで成分分析を専門機関に依頼してみました。
結果には、驚きました。

ヘム鉄 : 検出せず

全く含まれていなかったのです。
コンビニで売られているような、驚くほど安いサプリメントでも調べてみると、本当にわずかなのですが含まれていました。(それでもヘム鉄という名前で売られているのですが・・・・)
しかし、今回は全く含まれていなかったのです。
しかもこのメーカーは、治療目的で医療機関が患者さんへ使うことが前提にされているものです。
この結果には、驚いたと同時に怒りに近い感情も感じました。

このようなことがまかり通っているのが現状なのです。
今年のカナダの学会でも、D社はブースを出していましたがほとんど人は集まっていませんでした。
日本ではなじみのない会社のブースには、いつも多くの人が集まり熱心にメーカーの担当者とディスカッションをしていました。

なんとなく、この構図は薬品でも同じです。
海外で、売れなくなった医薬品が数年遅れて日本に上陸し、製薬メーカーがスポンサーになって学会で取り上げられ薬が売られていく・・・・
情報に時間差があるのが問題なのでしょうか?
他に原因があるのでしょうか?

成分分析は、分析したい栄養素ごとにお金がかかります。
ビタミンBコンプレックスのサプリを調べるには、B1,B2,・・・・・多くのB群一つひとつを測定します。
そんなコストをかけて、調べているクリニックはそう多くないと思います。
しかし、ここまでやらないと分からないことがいっぱいサプリメントにはあるのです。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
コメントを頂いた後の追記 18時14分

成分分析をしたD社のサプリメントの現物のラベルには、下記のような記載があります。

原材料名: ミネラル含有酵母【動物性鉄(豚)】、・・・・・

栄養成分表示(1粒/0.6gあたり)・・・・・鉄(ヘム鉄)27mg、・・・・・

実は後日談がありました。
成分分析を分析会社へ提出した後に、時を同じくしこの鉄のメーカーからの流通がなくなったそうです。
そして現在では、D社の鉄製剤には、原材料の部分に動物性鉄(魚類由来)となっています。
ヘム鉄の扱いは、製品にするときに非常に難しいことは理解しているのですが、1粒中のヘム鉄27mgは知識がある人であれば、おかしいな。。。。と感じるレベルのものでした。
悪気はないと思いますが、検出しないものを成分表示するのはいかがなものかと思ったのです。
| ひとりごと | 08:03 | comments(9) | trackbacks(0) |


コメント
D社ってキレート鉄は出していても、ヘム鉄は出していないと思いますが…
| ヘム鉄 | 2011/06/18 3:05 PM |
溝口先生、こんばんは。
はじめてコメントさせていただきます。

一年前、先生のブログに出会えたことで、ちゃんとした検査を受けることができ、自分のさまざまなつらい症状が低血糖症であることを知ることができました。本当に感謝しています!

検査後、栄養療法で使われているサプリが保険がきかず高かったことから、自己判断で今回のお話にあったD社の鉄などの数種のサプリを約1年ほど代用していました。

治療もさまざまな本やネットなどで得た情報で自己流で行っていたため、ときには違う方向へ行ってしまったりで。
以前よりは少しいいかな?という状態でしたが、きちんと指導を受けていないため、もちろんきちんと改善できるはずもなく。
1年いろんな意味で無駄にしてしまったと大変反省しております。

さらに、D社のヘム鉄のことを知り…。
本当に無駄だったなぁと。

数ヵ月前から栄養療法の先生の指導を受け、サプリも溝口先生が出されているメーカーのものを飲んでいます。

月経前は心身ともにまだ不調になりますが、それでも体調がよい日が長く続くようになり、その日の元気さも今までと違う気がします。気持ちもとってもスッキリ、おだやかで。

一日でも早く元気に戻れるように、溝口先生と指導してくださる先生を信じて、努力していきます!

長文、失礼いたしました。


| cafeo | 2011/06/19 5:11 AM |
私は統合失調症で薬を処方されているのですがもう薬の副作用がいっぱいでどうすればいいのかわからないところでした。

そういうときに溝口先生のブログを拝見させてもらって栄養療法やってみたいと思ったのですが値段的に少し高額なのが悩みの種です。

どうしても今以上に良くなって薬を飲まなくていいようになりたいのですがどうすればいいと思いますか?

コメントよろしくお願いします。
| よしこ | 2011/06/19 3:08 PM |
そういう理由で欠品になったんでしたか!
急に売られなくなったからどうしたのかと思っていました。
代替で出されている鉄剤は、ヘム鉄ではないということなのでしょうか。
これも27ミリグラムと書かれていますが、
ヘム鉄ではなく鉄と書かれていますね。
今売られている製品のほうが効果があるように感じていますが、これはきちんと含まれているということなのでしょうかね…。
| あおい | 2011/06/20 6:36 PM |
事実ならハッキリと社名を掲載しても問題ないはず。
事実ならまず食品分析の結果のコピーを掲載すべきです。
| ヘムヘム | 2011/06/21 3:07 PM |
こういうの知りたかったんです!
ちゃんと調べてくださってるんですね〜、ありがとうございます。

私もD社のヘム鉄、飲んだことあります。
効果がわからなかったので2ヶ月でやめましたが、この記事を何度も読み返すうちに、なんだか壷でも買わされた気分になってきました・・。

| akibee | 2011/06/22 5:36 AM |
管理者の承認待ちコメントです。
| - | 2011/10/24 3:07 PM |
管理者の承認待ちコメントです。
| - | 2012/01/12 12:17 PM |
管理者の承認待ちコメントです。
| - | 2013/10/09 11:20 AM |
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また、個人的な症状の判断やお薬などの処方についてはお答えできません。
詳しくは、2013.1.23の記事をご覧ください。





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