2016.06.17 Friday
尿の色とビタミンB
JUGEMテーマ:健康
先週末は横浜で日本抗加齢医学会が開かれました。アンチエイジングという観点から様々な発表がある大きな学会です。前回のブログでお伝えした在宅医療と同じパシフィコ横浜が会場だったので2週連続のみなとみらいでした。
在宅医療での講演が終わり、水曜日には川越での講演、そして先週末の土曜は、評議委員会への出席、指導士向けシンポジウムの座長と講演、腸内アプローチのセミナー、そして夜にはミニセミナーに余興(?)、翌日曜日には300名定員の会場に立ち見の方も含めて500名が参加したランチョンセミナー、さらに夕方からは品川に移動して糖質制限サミット、そしてその懇親会・・・かなりのハードスケジュールでした。
自分は患者さんにお飲みいただいているビタミンBコンプレックスを毎日4〜8カプセル服用しているので、いつの尿もきれいな黄色の蛍光色です。ところが先週の土曜と日曜は、4カプセル追加しても尿は透明でした。つまりこのところのスケジュールは、自分の食事とサプリメントから供給されるビタミンBの量を上回る消費量だったことが考えられます。増量したままを継続して水曜日からようやく自分にとって普通の黄色の蛍光色の尿になりました。
ビタミンBのサプリメントを飲んで尿が黄色になることは悪いことではありません。ビタミンB2がしっかりと体内で活性化されて作用しているということを示しています。ビタミンB2は脂質がエネルギーとして使われるための必須のビタミンなので、ビタミンBのサプリメントを服用しても尿が透明であるということは、脂質が上手く使えず効果的にエネルギーが作られない可能性があります。糖質をとらないと元気が出ない・・・と感じている方は、むしろビタミンB群を尿が蛍光色で黄色になる量まで摂取してみると調子がよくなるかもしれませんね。