うつ病からがんの治療までオーソモレキュラー療法(栄養療法)の実際
うつ病、パニック障害、発達障害からがんの治療まで海外で広く実践されている「薬だけに頼らない」オーソモレキュラー療法を紹介します。投薬治療が中心のうつ病や統合失調症などに多くの実績があり発達障害にも応用されています。高濃度ビタミンC点滴療法は、がんの治療に新しい可能性を提供します。

ご挨拶
溝口 徹

溝口 徹(みぞぐち・とおる)
自分にとって必要な栄養素を知ること。そして、その栄養素を十分に摂取すること。正しく、十分な栄養素が、自分の心と身体を、より良い状態に改善させます。
精神疾患の診断を受け、多くの薬を用いて対症療法の治療をされている方が多すぎます。最適な代謝が、脳内の神経伝達物質の分泌を適正化します。その結果、薬が必要であった症状の多くが改善することを、分子栄養学的なアプローチでは多く経験します。
このブログでは、日々の診療で経験する多くの患者さんの経過や、その背景にある学術的な作用を、できるだけわかりやすく伝えてゆきます。本来の自分らしさ取り戻すために、少しでも役立てていただければ嬉しく思います。

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「がん治療」のブログは本ブログ「うつ病からがんの治療までオーソモレキュラー療法(栄養療法)の実際」に統合しました。2012年末までの投稿は「がん治療」ブログでご覧いただけます。

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尿の色とビタミンB
JUGEMテーマ:健康


先週末は横浜で日本抗加齢医学会が開かれました。アンチエイジングという観点から様々な発表がある大きな学会です。前回のブログでお伝えした在宅医療と同じパシフィコ横浜が会場だったので2週連続のみなとみらいでした。
在宅医療での講演が終わり、水曜日には川越での講演、そして先週末の土曜は、評議委員会への出席、指導士向けシンポジウムの座長と講演、腸内アプローチのセミナー、そして夜にはミニセミナーに余興(?)、翌日曜日には300名定員の会場に立ち見の方も含めて500名が参加したランチョンセミナー、さらに夕方からは品川に移動して糖質制限サミット、そしてその懇親会・・・かなりのハードスケジュールでした。

自分は患者さんにお飲みいただいているビタミンBコンプレックスを毎日4〜8カプセル服用しているので、いつの尿もきれいな黄色の蛍光色です。ところが先週の土曜と日曜は、4カプセル追加しても尿は透明でした。つまりこのところのスケジュールは、自分の食事とサプリメントから供給されるビタミンBの量を上回る消費量だったことが考えられます。増量したままを継続して水曜日からようやく自分にとって普通の黄色の蛍光色の尿になりました。

ビタミンBのサプリメントを飲んで尿が黄色になることは悪いことではありません。ビタミンB2がしっかりと体内で活性化されて作用しているということを示しています。ビタミンB2は脂質がエネルギーとして使われるための必須のビタミンなので、ビタミンBのサプリメントを服用しても尿が透明であるということは、脂質が上手く使えず効果的にエネルギーが作られない可能性があります。糖質をとらないと元気が出ない・・・と感じている方は、むしろビタミンB群を尿が蛍光色で黄色になる量まで摂取してみると調子がよくなるかもしれませんね。

| ひとりごと | 08:44 | - | - |