うつ病からがんの治療までオーソモレキュラー療法(栄養療法)の実際
医療法人回生會 新宿溝口クリニック 医師・歯科医師向けセミナーのご案内
うつ病、パニック障害、発達障害からがんの治療まで海外で広く実践されている「薬だけに頼らない」オーソモレキュラー療法を紹介します。投薬治療が中心のうつ病や統合失調症などに多くの実績があり発達障害にも応用されています。高濃度ビタミンC点滴療法は、がんの治療に新しい可能性を提供します。

院長よりご挨拶
溝口 徹

溝口 徹(みぞぐち・とおる)
自分にとって必要な栄養素を知ること。そして、その栄養素を十分に摂取すること。正しく、十分な栄養素が、自分の心と身体を、より良い状態に改善させます。
精神疾患の診断を受け、多くの薬を用いて対症療法の治療をされている方が多すぎます。最適な代謝が、脳内の神経伝達物質の分泌を適正化します。その結果、薬が必要であった症状の多くが改善することを、分子栄養学的なアプローチでは多く経験します。
このブログでは、日々の診療で経験する多くの患者さんの経過や、その背景にある学術的な作用を、できるだけわかりやすく伝えてゆきます。本来の自分らしさ取り戻すために、少しでも役立てていただければ嬉しく思います。

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【7/9(日)オーソモレキュラー療法 ベーシックセミナーレポートその 糖代謝について】
ベーシックセミナーで取り上げた最後のポイントは糖代謝の評価です。

日本では血糖値のトラブルは糖尿病のみと認識されているので、糖尿病でなければ糖代謝は問題なしとされています。

低血糖が身体にとって支障があることは知られていますが、低血糖になるのはインスリノーマという膵臓の腫瘍を伴うまれな病気か、インスリンやSU剤を用いた治療中以外には起こらないと考えられているのです。

ところが海外では糖尿病も含めた血糖値の調節障害をdysglycemiaと表現し、それが精神障害の主な原因であると認識されています。

日本では機能性低血糖症という表現で知られるようになりました。
機能性低血糖症という表現は血糖値が下がりすぎる低血糖の状態が問題と認識されてしまいます。

しかし、機能性低血糖症の問題は血糖値が急激に上昇したり低下したり、あるいは上昇すべき時間帯に上昇しないことも含みます。
つまり、本来変化すべき血糖値の変動が起こらないことを示す表現です。

ベーシックセミナーでは、まず医師にはよく知られている糖尿病の診断基準を示しました。
そしてついに本年報告された論文を紹介しました。
        
          
それは、HbA1cと空腹時血糖を用いて評価しても糖尿病患者を減らすことは出来ないという内容です。
血糖値のコントロールを正しく評価するためには、日中に繰り返し起こる血糖値スパイクを知ることです。

そのためには5時間の糖負荷検査をしたり、24時間持続で血糖値を測定できるリブレなどで評価が可能です。
特にリブレを用いると食材による違いや食べ方の影響、そしてストレスによる血糖への影響なども容易に知ることができるようになりました。

血液検査は、空腹時のワンポイントでの検査なので食後の血糖値スパイクを知ることが困難です。
ところが1.5−AGという項目を加えると情報量がぐっと増えます。ただし、ここでも基準値をベースにした判断では多くを見逃します。

セミナーでは多くの実際のデータを紹介し、空腹時のワンポイント採血で血糖値スパイクを予想する実習もおこないました。

1.5-AGは今年参加した人間ドックに関係する学会で講演をした時に追加することを提言した検査項目です。

この項目を加え正しく評価することによって将来的な糖尿病の発症を減らせるだけで無く、脳梗塞や心筋梗塞などの血管病変の予防と精神症状の改善にもつながることになるでしょう。

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