うつ病からがんの治療までオーソモレキュラー療法(栄養療法)の実際
うつ病、パニック障害、発達障害からがんの治療まで海外で広く実践されている「薬だけに頼らない」オーソモレキュラー療法を紹介します。投薬治療が中心のうつ病や統合失調症などに多くの実績があり発達障害にも応用されています。高濃度ビタミンC点滴療法は、がんの治療に新しい可能性を提供します。

ご挨拶
溝口 徹

溝口 徹(みぞぐち・とおる)
自分にとって必要な栄養素を知ること。そして、その栄養素を十分に摂取すること。正しく、十分な栄養素が、自分の心と身体を、より良い状態に改善させます。
精神疾患の診断を受け、多くの薬を用いて対症療法の治療をされている方が多すぎます。最適な代謝が、脳内の神経伝達物質の分泌を適正化します。その結果、薬が必要であった症状の多くが改善することを、分子栄養学的なアプローチでは多く経験します。
このブログでは、日々の診療で経験する多くの患者さんの経過や、その背景にある学術的な作用を、できるだけわかりやすく伝えてゆきます。本来の自分らしさ取り戻すために、少しでも役立てていただければ嬉しく思います。

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【国際オーソモレキュラー医学会初日〜『オーソモレキュラー医学の歴史』〜】
溝口です。

今日から3日間、国際オーソモレキュラー医学会 第47回世界大会が渋谷東急セルリアンタワー東急ホテルにおいて開催されています。



初日の今日はエイブラハム・ホッファー記念講演『オーソモレキュラー医学の歴史』にて座長を務めさせて頂きました。


昨年(第46回)のカナダ・トロントにおける世界大会のホッファー記念講演では、自分は演者として『日本のオーソモレキュラーにおける発展』についてお話しさせて頂きましたが、今年は座長としての参加です。



今回の演者はオーソモレキュラー医学ニュースの編集長でいらっしゃるアンドリュー先生でした。


アンドリュー先生はホッファー先生との共著を4冊も出されており、オーソモレキュラーに大変深い見識のある先生です。


彼はこの講演で、オーソモレキュラーの長い歴史の中には、オーソモレキュラーを実践する方はおそらくご存知であろうホッファー先生やポーリング先生だけでなく、実は隠れたオーソモレキュラーの開拓者たちの貢献があった事を話してくれました。


その内容を一部ご紹介すると、1930年代からビタミンCを用いてポリオの治療を行ったユンゲブルト先生や1940年代にビタミンCを使い腎結石の予防及び治療を行ったマコーミック先生をはじめ、ホッファー先生がかかりつけ医で疲労やうつを克服したウィルソン先生はナイアシンの可能性について研究されました。


そして1930年代から1940年代にかけて、ビタミンEで3万人越えの患者を治療し、ビタミンEの多用途性を主張したシュート兄弟。
彼らはビタミンEが狭心症の症状緩和、子宮筋腫および子宮内膜症の予防、アテローム性動脈硬化症に有効であり、皮膚潰瘍を含む創傷治癒を大幅に改善すること、またビタミンEを大量投与することで心血管疾患が約40%減少することを報告しました。


高容量のチアミン(ビタミンB1)及びその他のビタミンを用いた超大量摂取法でダウン症児の治療で極めて顕著なIQ改善で功を奏したハレル先生。


1日4000mgのナイアシンアミドを分割投与し、ナイアシンの血中濃度を一定にさせることで関節炎などの治療を行ったカウフマン先生。


いま自分がクリニックでオーソモレキュラーで患者さん達の治療にあたることができるのも、ポーリング先生やホッファー先生だけでなく、オーソモレキュラーを開拓して下さったこれらの影の立役者の先生方がいらしたからなのだと思っています。


オーソモレキュラーの歴史はまだ始まったばかりです。
自分もその歴史の中に身を置いているのだということを改めて感じつつ、午前中の登壇を終えて、午後はクリニックでの診療に戻ります。

明日はランチョンセミナーと精神科領域のシンポジウムと登壇予定です。参加者の皆さんに会場にてお会いできるのを楽しみにしています.






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