うつ病からがんの治療までオーソモレキュラー療法(栄養療法)の実際
うつ病、パニック障害、発達障害からがんの治療まで海外で広く実践されている「薬だけに頼らない」オーソモレキュラー療法を紹介します。投薬治療が中心のうつ病や統合失調症などに多くの実績があり発達障害にも応用されています。高濃度ビタミンC点滴療法は、がんの治療に新しい可能性を提供します。

ご挨拶
溝口 徹

溝口 徹(みぞぐち・とおる)
自分にとって必要な栄養素を知ること。そして、その栄養素を十分に摂取すること。正しく、十分な栄養素が、自分の心と身体を、より良い状態に改善させます。
精神疾患の診断を受け、多くの薬を用いて対症療法の治療をされている方が多すぎます。最適な代謝が、脳内の神経伝達物質の分泌を適正化します。その結果、薬が必要であった症状の多くが改善することを、分子栄養学的なアプローチでは多く経験します。
このブログでは、日々の診療で経験する多くの患者さんの経過や、その背景にある学術的な作用を、できるだけわかりやすく伝えてゆきます。本来の自分らしさ取り戻すために、少しでも役立てていただければ嬉しく思います。

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通常医療を選ばずにオーソモレキュラーを選択した『勇者』の2つの症例


12/16(日)有楽町朝日ホールにて開催された

イベントの講演にて、自分は誰もが恐れる困難に立ち向かい、偉業を成し遂げようとしている者としてONP、ONE、ONSの皆さんを『勇者』と表現してお話しさせていただきました。

   

    

理解のない非難にも関わらずオーソモレキュラーを実践できる今を作る立役者となったエイブラハム・ホッファー先生とライナス・ポーリング先生も『勇者』と表現できるでしょう。

   

  

そしてもちろん、オーソモレキュラーを選択する患者さんたちも『勇者』なのです。

        

  

今回の講演ではそんな『勇者』の代表例として、2人の患者さんの話を症例として取り上げさせていただきました。

   


  

一人目の患者さんは石灰沈着性肩関節周囲炎で来院された48歳の女性です。

   

  

石灰が棘上筋腱や棘下筋腱に沈着して炎症が起こる原因は通常医療では不明と言われていますが、血液データをオーソモレキュラー 的な見方で見たところ、骨が溶け出し、タンパク質と鉄の不足が分かりました。

   

  

そこでプロテイン、ビタミンB、ヘム鉄、カルシウム、ビタミンC、イソフラボンのサプリメントを処方し、補充して貰いました。


  

イソフラボンは女性ホルモンが多すぎる人にはそれを減らす作用があり、少ない人には女性ホルモンを補充する作用があります。

この女性の場合は閉経で一気に女性ホルモンが減少したため、イソフラボンの補充が非常にプラスに働いたのです。

  

  

その結果、タンパク質のデータが改善し、骨も丈夫になり、鉄も貯蓄され、炎症が収まるまで経過を待つしかないと言われていた痛みは消え、レントゲン上も石灰は消失してしまいました。

   

  

このように急な閉経に伴う代謝の変化に

対する不足栄養の補給と機能性栄養の補給は

オーソモレキュラー はときに根本的な治療法であり、通常の対症療法にはないものなのです。

   

  

次にお話ししたのは、強迫神経症の18歳の男性の患者さんです。

何度も手を洗ってしまったり、色々なものに触れられなかったりなど、潔癖症の症状が強く出て、体調も悪くお母様とご来院されました。

  

   

血液データの推移ですが、初診時から19ヶ月後の検査データを比較すると…


・脂肪肝の改善

・低値だったコレステロールが改善し高値になってきた。

・HOMA-R(ホーマ指数)が4.1から1.2に。

これは糖代謝の改善を示しています。

  

  

これらデータの改善に伴って、心身共に体調が良くなり、社会に出て働けるまでになり、昨年ご結婚されました。

   

  

この2人の患者さんの経過からも分かるように、

身体の不調を食事と栄養補給と生活習慣の指導から入るのはオーソモレキュラー が最も得意とする分野であり、これには一人一人テーラーメイドのサポートが必要不可欠になります。


     

情報は日々更新されていきます。

来年も診療の合間を縫って勉強会や講演会、ブログなどを通して、自分も皆さんに栄養情報を発信していきたいと思っています。

ぜひ皆さんも積極的に参加して頂き、新しい情報をキャッチしに来て下さいね。

  

   

通常医療を選ばずに、オーソモレキュラーを選択してくださった勇者の皆さんが、ご自身の経験や学んだことを伝えていくことが、さらなる勇者を増やしていくのだと思います。

    

  

来年も一緒に皆さんと勉強できる機会を楽しみにしています。

   


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