うつ病からがんの治療までオーソモレキュラー療法(栄養療法)の実際
うつ病、パニック障害、発達障害からがんの治療まで海外で広く実践されている「薬だけに頼らない」オーソモレキュラー療法を紹介します。投薬治療が中心のうつ病や統合失調症などに多くの実績があり発達障害にも応用されています。高濃度ビタミンC点滴療法は、がんの治療に新しい可能性を提供します。

ご挨拶
溝口 徹

溝口 徹(みぞぐち・とおる)
自分にとって必要な栄養素を知ること。そして、その栄養素を十分に摂取すること。正しく、十分な栄養素が、自分の心と身体を、より良い状態に改善させます。
精神疾患の診断を受け、多くの薬を用いて対症療法の治療をされている方が多すぎます。最適な代謝が、脳内の神経伝達物質の分泌を適正化します。その結果、薬が必要であった症状の多くが改善することを、分子栄養学的なアプローチでは多く経験します。
このブログでは、日々の診療で経験する多くの患者さんの経過や、その背景にある学術的な作用を、できるだけわかりやすく伝えてゆきます。本来の自分らしさ取り戻すために、少しでも役立てていただければ嬉しく思います。

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タンパク質必要摂取量◆舛靴辰り運動する人と全く運動しない人のタンパク必要量が同じ理由
前回の栄養ブログでは、タンパク質の必要性について解説しましたが、今日はさらにそれを掘り下げてご説明したいと思います。
   
一般的な目安として、大人は体重1kgにつき1-1.5gのタンパク質の摂取が望ましいとされています。
   
タンパク質の必要摂取量と身体活動量はU字曲線を描きます。
これはどういう意味かというと、軽度・中等度の運動(1日200〜400Kcal程度の)をする人はロスが少なくタンパク必要摂取量は上がらないが、マラソンをしているなど運動量の多い人とデスクワーク中心で全く運動しない人はタンパク必要摂取量が増大するということです。
   
  
全く運動していないのにタンパク質の必要摂取量がなぜ増大するのでしょうか?
  
それは適度な運動がタンパク質の有効利用率を上げるためです。
全く運動しない場合タンパク質の吸収率も下がってしまうので、デスクワークの方や高齢者の方はより多くのタンパク質を必要とするわけです。
  
  
適度な日々の運動と充分なカロリーの確保。
   
これが身体に入ってきたタンパク質を有効に利用
するポイントになります。
ですので日常生活で日々、意識的に歩くことをお勧めします。
   
  
そして成長期・妊娠授乳期・老年期だけでなく、がん患者の方、甲状腺の機能が亢進している方、ストレス過多の方などもより多くのタンパク質が必要になります。
  
  
このように身体活動量や年齢、病態によってもタンパク質必要摂取量は個人差が大きく、10%〜40%の差があるので、目安はあれど一概にタンパク質を何g摂りなさいとは言えないのです。
   
  
実際の臨床ではタンパク代謝の状態なども踏まえるなど多角的に見て個人個人に評価することが大切になってきます。
食事に関してもテーラーメイド。
それがオーソモレキュラー における栄養指導の方法です。
     
  
私たちが食事で摂ったタンパク質は体内で分解されアミノ酸となり身体の組織を作り構成しますが、古くなったものは新たに身体に入ってきたタンパク質のアミノ酸と少しずつ入れ替わっています。
人間の身体はそうやって常にスクラップ&ビルドを繰り返しているのです。
以上のことからも毎日タンパク質を継続して摂らないと足りなくなってしまうということもこれでお判り頂けたかと思います。
   
  
現時点ではタンパク質の過剰摂取が危険であるという明確な根拠となる証拠はないため、タンパク質の耐容上限量は未だ設定されてはいません。
      
  
しかし残念なことに、未だどの年代においてもタンパク質の平均摂取量が理想的な目標量よりも下回っていることは明確なのです。
   
【タンパク質が足りない傾向にある人】
     
◎野菜中心の食事で肉や魚や卵をあまり食べない。
◎運動を一切していない。
◎肌のハリがなくなった。
◎爪がもろい。
◎髪の毛が細くなり、コシがなくなった。
◎胃腸の調子が悪く胃薬を良く使用することがある。
◎昔より筋肉が落ちてきている。
◎良質な睡眠が取れない。
◎アトピー性皮膚炎などでステロイドを使用している。
◎疲れやすい。
  
ざっと書き出してみましたが、以上のような方はすでにタンパク質が足りない傾向にあるので
これからの食生活でタンパク質を意識的に摂取するように心がけてくださいね。
       
  
自分はよく患者さんに
『300gのステーキを昼に食べても夕飯で腹が減って美味しく食べれるのが、タンパク量としても腸の状態としても理想です』とお話ししています。
それが無理な場合は、小分けにして食べる・消化酵素を利用するなど、タンパク必要量を満たすための対策をする必要になります。
  

  

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