うつ病からがんの治療までオーソモレキュラー療法(栄養療法)の実際
うつ病、パニック障害、発達障害からがんの治療まで海外で広く実践されている「薬だけに頼らない」オーソモレキュラー療法を紹介します。投薬治療が中心のうつ病や統合失調症などに多くの実績があり発達障害にも応用されています。高濃度ビタミンC点滴療法は、がんの治療に新しい可能性を提供します。

ご挨拶
溝口 徹

溝口 徹(みぞぐち・とおる)
自分にとって必要な栄養素を知ること。そして、その栄養素を十分に摂取すること。正しく、十分な栄養素が、自分の心と身体を、より良い状態に改善させます。
精神疾患の診断を受け、多くの薬を用いて対症療法の治療をされている方が多すぎます。最適な代謝が、脳内の神経伝達物質の分泌を適正化します。その結果、薬が必要であった症状の多くが改善することを、分子栄養学的なアプローチでは多く経験します。
このブログでは、日々の診療で経験する多くの患者さんの経過や、その背景にある学術的な作用を、できるだけわかりやすく伝えてゆきます。本来の自分らしさ取り戻すために、少しでも役立てていただければ嬉しく思います。

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オーソフードスタイルと糖質制限や様々な食事療法との違い

JUGEMテーマ:健康

自分は、オーソモレキュラー栄養療法専門のクリニックを始める前はペインクリニックを開設していました。

その治療法は体のどこかに痛みを持っている患者さんに対してブロック注射などをして痛みを緩和するものです。

もちろん痛みの原因はなくなっていないので痛みは繰り返し起こってしまいます。

多くの対症療法はこれを繰り返すのですがオーソモレキュラーに出会った当初は何とも不思議な気持ちになる事が多かった事を思い出します。

 

例えば、鬱で悩んでいた女性患者さんが、栄養療法で薬を飲まなくても良い状態になり、これまで考えてもみなかった「結婚したい」「子どもがほしい」という気持ちが出てきたりするのです。

また、抗がん剤や放射線、手術で元気がなくなっているがん患者さんも、高濃度ビタミンC点滴を行うと段々肌の色艶が良くなってきます。すると奥さんが、私も一緒に治療して欲しいとおっしゃるんです(笑)

がんの治療で「私も一緒にやりたい」なんて他の治療法では考えられない事だと思います。

オーソモレキュラーに出会って、これまでに味わった事のない医師としての充実感や、やりがいをこの治療で感じさせてもらいました。

ご夫婦でニコニコしながら点滴をしている姿を見ると、医師としてこの治療法に出会って本当に良かったなと思います。

 

栄養療法は食事の内容も大切というのはこのブログでも何度もお伝えしていますが、よく糖質制限などと間違われる事があります。

オーソモレキュラー栄養療法でお伝えしている食事は「オーソフードスタイル」です。

 

オーソフードスタイルとは

 

1.タンパク質、ビタミン、ミネラルの確保

2.脂質の重要性とバランス

3.血糖コントロール

4.食物繊維による腸内環境整備

5.アレルゲンへの対応

6.アルコール、カフェインの明と暗

7.加工食品、食品添加物への留意

 

この7つのコンセプトで成り立っています。

 

患者さんへ説明するときは「主食でおなかを満たさずに、おかずでおなかをいっぱいに」とお伝えしています。

「糖質制限」と聞くと、主食を抜くことだけをイメージされる方が多いと思います。

また、「お肉だけ食べれば良い」、「野菜にも糖質が含まれるので食べなくても良い」といった断片的に広まってしまった情報もあります。おかずメインでおなかを満たすことで、タンパク質やビタミン、ミネラル等不足しがちな栄養素を補う食事だと理解をして頂きたいと思います。

「食事では十分な栄養が摂れないのでは?」という声が聞こえてきそうですが確かに食事から摂れる栄養では理想的な状態を達成するための必要量には到底届きません。

ですが、その少しでも自然の形で含まれている事が消化や吸収にとても大きく関わっていきます。

 

オーソという名前には「最適化」というニュアンスが含まれます。

オーソフードスタイルは栄養や血糖を最適化する食事といえます。

また、脂質のバランスを最適化することで、私たちの身体の色んなトラブルが良い方に向き始めるきっかけを作ります。

 

そして腸内環境もとても大切ですね。どんなに良い栄養を取っても、吸収できなければ改善には繋がりません。

糖質制限で食物繊維の糖質まで気にして制限をしてしまう方がいますがこれは本末転倒になってしまいますね。

「食」は体を作る科学的な部分だけではなく、楽しみや文化という面も持ち合わせています。

栄養の素晴らしさや重要性を知った上で、自分の嗜好や体調に合わせて食事を楽しみながら調整していける方が増えていけば良いな思います。

| オーソモレキュラー療法(栄養療法) | 16:52 | - | - |