うつ病からがんの治療までオーソモレキュラー療法(栄養療法)の実際
うつ病、パニック障害、発達障害からがんの治療まで海外で広く実践されている「薬だけに頼らない」オーソモレキュラー療法を紹介します。投薬治療が中心のうつ病や統合失調症などに多くの実績があり発達障害にも応用されています。高濃度ビタミンC点滴療法は、がんの治療に新しい可能性を提供します。

ご挨拶
溝口 徹

溝口 徹(みぞぐち・とおる)
自分にとって必要な栄養素を知ること。そして、その栄養素を十分に摂取すること。正しく、十分な栄養素が、自分の心と身体を、より良い状態に改善させます。
精神疾患の診断を受け、多くの薬を用いて対症療法の治療をされている方が多すぎます。最適な代謝が、脳内の神経伝達物質の分泌を適正化します。その結果、薬が必要であった症状の多くが改善することを、分子栄養学的なアプローチでは多く経験します。
このブログでは、日々の診療で経験する多くの患者さんの経過や、その背景にある学術的な作用を、できるだけわかりやすく伝えてゆきます。本来の自分らしさ取り戻すために、少しでも役立てていただければ嬉しく思います。

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脂肪酸と細胞膜2
以前は脂肪酸と細胞膜のタイトルで、細胞膜とコレステロールの関係をお話しました。
その時に説明しましたが、我々の身体は60兆個の細胞からなり、その細胞の中にも小器官という膜に隔てられたものが存在します。つまり我々の身体は膜とその内外にある液体から成り立っているのです。

そして、その細胞の機能をたもち、細胞の性格を決めるのが細胞膜であり、その細胞膜を構成するのが脂肪酸になります。
その脂肪酸はとにかく誤解が多い栄養素です。

つまり植物油は身体に良くて動物性の油は身体に悪い!!

マーガリンは身体に良くて、バターは悪い!!

のような誤解です。
以前は、サラダ油といえば”リノールサラダ油○○○〜〜”というのが耳に残っているほど、身体に良い油はリノール酸でした。
しかし、最近のスーパーでは、リノール酸はかなり減りました。
リノール酸は、我々にとって必須の脂肪酸であり、体の中にはいるといろいろな炎症を抑える重要な働きをするプロスタグランディン(PG)を生成するために重要です。
しかし、リノール酸を摂取したからといって、スムーズに必要なPGを生成するのではなく、多くの酵素の働きを持って長い過程を経て変化するのです。
この酵素が十分にはたらくためには、これまた多くの栄養素が必要であり、特に亜鉛、ビタミンB6、ビオチン、マグネシウムなどが重要になるのです。もしこれらの栄養素が不足すると、酵素のはたらきが不十分になりリノール酸は、我々とすると好ましくない物質⇒アラキドン酸を作るようになってしまうのです。
このアラキドン酸は、細胞膜を不安定にし多くの炎症性疾患を引き起こし、いろいろな病態を慢性化させるためにはたらくものなのです。
精神疾患とこの脂肪酸についてもいろいろと報告があり、EPAやDHAなどの必須脂肪酸の摂取を継続することにより、細胞膜の脂肪酸組成が変化することにより、多くの精神症状の改善がえられるのです。

このように神経伝達物質だけで、脳を構成する細胞の機能を向上させることは不可能であり、いかに食事を含めた日頃の栄養素の摂取が重要であるかご理解いただけると思います。
| 統合失調症 | 23:47 | comments(0) | trackbacks(0) |


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また、個人的な症状の判断やお薬などの処方についてはお答えできません。
詳しくは、2013.1.23の記事をご覧ください。





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