うつ病からがんの治療までオーソモレキュラー療法(栄養療法)の実際
うつ病、パニック障害、発達障害からがんの治療まで海外で広く実践されている「薬だけに頼らない」オーソモレキュラー療法を紹介します。投薬治療が中心のうつ病や統合失調症などに多くの実績があり発達障害にも応用されています。高濃度ビタミンC点滴療法は、がんの治療に新しい可能性を提供します。

ご挨拶
溝口 徹

溝口 徹(みぞぐち・とおる)
自分にとって必要な栄養素を知ること。そして、その栄養素を十分に摂取すること。正しく、十分な栄養素が、自分の心と身体を、より良い状態に改善させます。
精神疾患の診断を受け、多くの薬を用いて対症療法の治療をされている方が多すぎます。最適な代謝が、脳内の神経伝達物質の分泌を適正化します。その結果、薬が必要であった症状の多くが改善することを、分子栄養学的なアプローチでは多く経験します。
このブログでは、日々の診療で経験する多くの患者さんの経過や、その背景にある学術的な作用を、できるだけわかりやすく伝えてゆきます。本来の自分らしさ取り戻すために、少しでも役立てていただければ嬉しく思います。

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本日の診療から
JUGEMテーマ:健康

本日の診療で、他の心療内科でパニック障害と診断されていた20歳代の男性の患者さんが来院されました。

調子は、どうですか? という問い合わせに対して、
『調子、良いっすよ!』
『もう治ったって感じです』

もちろん、薬は全て使わず食事制限とサプリメントは継続されています。
使用するサプリメントも治療初期と比較してとても少量で済むようになっています。

カルテを見返してみると、平成18年1月が初診でした。
そのころは、ほぼ毎日訪れるパニック発作と身体のだるさ、頭痛、にきび、体重増加、お薬の多剤併用・・・・でした。そして当然仕事はできず、休職の状態でした。

治療期間は、3年以上にもなっています。
この長期間におよぶ治療期間で本当に調子が良くなり、仕事を含めた日常生活において、何も身体や心へ不安を覚えることなく生活ができる様になったのは、去年の暮れ頃からです。
それ以前に断薬には成功し、復職も済ませていました。

改善の経過には、段階があるようです。

・薬が無くても、あるいは少量でも、日常生活に支障がない
・仕事や学校などのストレスに対して耐えることが可能
・土日などは、自分の興味あるものに興味があり、時間を使うことができる
・仕事、学校などの生活を含め、拡大した日常生活に全く支障がない

簡単に言うとこのようなことだと思います。

あともうお一人の患者さんからも、とても興味ある改善の経過について話を聴くことができたので、また別の機会にお伝えしようと思います。

| パニック障害 | 23:24 | comments(0) | trackbacks(0) |


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詳しくは、2013.1.23の記事をご覧ください。





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