2009.04.01 Wednesday
本日の診療から
JUGEMテーマ:健康
本日の診療で、他の心療内科でパニック障害と診断されていた20歳代の男性の患者さんが来院されました。
調子は、どうですか? という問い合わせに対して、
『調子、良いっすよ!』
『もう治ったって感じです』
もちろん、薬は全て使わず食事制限とサプリメントは継続されています。
使用するサプリメントも治療初期と比較してとても少量で済むようになっています。
カルテを見返してみると、平成18年1月が初診でした。
そのころは、ほぼ毎日訪れるパニック発作と身体のだるさ、頭痛、にきび、体重増加、お薬の多剤併用・・・・でした。そして当然仕事はできず、休職の状態でした。
治療期間は、3年以上にもなっています。
この長期間におよぶ治療期間で本当に調子が良くなり、仕事を含めた日常生活において、何も身体や心へ不安を覚えることなく生活ができる様になったのは、去年の暮れ頃からです。
それ以前に断薬には成功し、復職も済ませていました。
改善の経過には、段階があるようです。
・薬が無くても、あるいは少量でも、日常生活に支障がない
・仕事や学校などのストレスに対して耐えることが可能
・土日などは、自分の興味あるものに興味があり、時間を使うことができる
・仕事、学校などの生活を含め、拡大した日常生活に全く支障がない
簡単に言うとこのようなことだと思います。
あともうお一人の患者さんからも、とても興味ある改善の経過について話を聴くことができたので、また別の機会にお伝えしようと思います。