2006.02.28 Tuesday
白米と玄米との違いとは?
血糖調節の異常のために多くの症状を呈し手いる患者さまには、基本的に白米の摂取を控え、玄米に切り替えていただくように指導します。
一般に玄米は、白米に比較してビタミンB1を始め多くの栄養素が含まれており健康食であると認識されています。
日本人は、古くからお米を食べてきた民族であり、遺伝的に見ても米を食べるのが最適であるとおっしゃる有名な先生方がいます。
たしかに日本人は古来から米を食べてきた民族です。しかし、現代の我々が食しているような精製された白米を食べ始めたのは、長く見てもこの100年にもならないでしょう。
日本人が古くから食してきたのは玄米なのです。あるいは、これほど精製されていない米なのです。
お断りしておきますが、僕は玄米菜食主義者でも何でもありません。米が良いとか和食最善主義でもありません。あくまでも科学的なことからお話しているだけであり、しかも一般論ではなく、個人的な代謝についての違いをお伝えしたいだけです。
アメリカインディアンのある民族は、とても肥満が多く生活習慣病にも罹患しやすいことから、肥満遺伝子なるものが発見されました。日本人は民族的にみても、この肥満遺伝子を有する確立が非常に高いのです。つまり糖質(炭水化物)の摂取には十分に注意しなくてはならない民族なのです。
江戸の昔、江戸わずらいという奇病がありました。これは参勤交代で、地方から江戸に来ている間に、精神症状を始め多くの神経症状が起こるのです。そして出身地の田舎へ戻るとそれらの症状はきれいに治ってしまいました。これを、江戸に行くと感染してしまう、江戸の風土病と恐れられ『江戸わずらい』と言われました。
この時代、江戸には地方から年貢として多くの米が集まり、かなりの人たちが精製された白米を食べることになり始めました。この時代の日本人は、とても多くの米を摂取する習慣があったので、地方から来た武士や武士の家族たちは、いきなり大量の玄米から大量の白米を摂取する生活に変化したのです。
この『江戸わずらい』は、白米によって減少してしまったビタミンB1欠乏症である脚気であると結論付けられています。
しかし江戸わずらいの文献や書物などから、症状を細かく見てみると脚気だけではないようなものもあるのです。
一般に玄米は、白米に比較してビタミンB1を始め多くの栄養素が含まれており健康食であると認識されています。
日本人は、古くからお米を食べてきた民族であり、遺伝的に見ても米を食べるのが最適であるとおっしゃる有名な先生方がいます。
たしかに日本人は古来から米を食べてきた民族です。しかし、現代の我々が食しているような精製された白米を食べ始めたのは、長く見てもこの100年にもならないでしょう。
日本人が古くから食してきたのは玄米なのです。あるいは、これほど精製されていない米なのです。
お断りしておきますが、僕は玄米菜食主義者でも何でもありません。米が良いとか和食最善主義でもありません。あくまでも科学的なことからお話しているだけであり、しかも一般論ではなく、個人的な代謝についての違いをお伝えしたいだけです。
アメリカインディアンのある民族は、とても肥満が多く生活習慣病にも罹患しやすいことから、肥満遺伝子なるものが発見されました。日本人は民族的にみても、この肥満遺伝子を有する確立が非常に高いのです。つまり糖質(炭水化物)の摂取には十分に注意しなくてはならない民族なのです。
江戸の昔、江戸わずらいという奇病がありました。これは参勤交代で、地方から江戸に来ている間に、精神症状を始め多くの神経症状が起こるのです。そして出身地の田舎へ戻るとそれらの症状はきれいに治ってしまいました。これを、江戸に行くと感染してしまう、江戸の風土病と恐れられ『江戸わずらい』と言われました。
この時代、江戸には地方から年貢として多くの米が集まり、かなりの人たちが精製された白米を食べることになり始めました。この時代の日本人は、とても多くの米を摂取する習慣があったので、地方から来た武士や武士の家族たちは、いきなり大量の玄米から大量の白米を摂取する生活に変化したのです。
この『江戸わずらい』は、白米によって減少してしまったビタミンB1欠乏症である脚気であると結論付けられています。
しかし江戸わずらいの文献や書物などから、症状を細かく見てみると脚気だけではないようなものもあるのです。