2008.09.29 Monday
本日の八重洲での診療から
JUGEMテーマ:健康
地下鉄日本橋の駅の近くに、心療内科・精神科の小さなクリニックを開設して数年が経過しました。
薬に頼らない、精神科治療を目指している・・普通ではないクリニックです。
今日は、なかなか嬉しい報告の連続でした。
18歳 男性
今日は診察室で、誇らしげに取得したばかりの普通車の運転免許証を見せてくれました。学科試験も実地試験も一発合格だったそうです。
そして春から始まる柔道整復師の専門学校の合格通知もみせてくれました。
八重洲を受診時には、非定型精神疾患の診断が下され、他施設で投薬治療が行なわれていました。視線をあわさず、細かく体を震わせ、芯にはイライラ感があることが分かりました。
今日の診察では、更なる減薬が可能であることを伝えました。
22歳 女性
大学4年生で、今は卒業論文を執筆するために資料を集めています。
社会学を専攻しているのですが、自分が改善した分子栄養学を題材にパラダイムシフトについてをとりあげたい!!(嬉しいですね!)
カナダのビクトリア大学へも留学の可能性があり、友人も住んでいるので行ってみたいとのこと・・。そのときには、ビクトリア大学で分子整合医学を専門にしている教授に推薦状を書いてあげるよ〜〜、ついでにホッファー先生にも会えるように連絡もしてあげるよ〜と伝えました。
今では、ずっとやりたかったサーフィンに挑戦し、フットサルまで!
今日の血液検査データは、運動のしすぎのサインが示されていました。
こんなイキイキと最後の大学生活をおくっている若い女性が、八重洲に来たときには統合失調症失調症の診断で投薬治療がなされ、反応が鈍く、今とは別人の印象でした。
今は投薬なし、栄養療法のみです。
19歳 女性
遠方から通ってきてくれています。今日も一人で東京まできました。
今日は、診断書を書いてあげました。それは、大学入試センター試験を別室で受ける必要があることを書きました。
パニック障害の診断で、高校の2年間はほとんど学校へ行けていなかった女の子です。
予備校でも成績が優秀で上のクラスになってしまったそうです。
『本が読めるなんて、すごいです。』
これが今日の彼女の言葉です。
まだ緊張状態では、身体や心へ軽度の症状が出るのですが、大丈夫!
挑戦してきてくださいね。
30歳 男性
うつ病の診断で、三環系の抗うつ薬、抗てんかん薬、抗不安薬・・・何年間も多剤併用でした。
数ヶ月前に断薬に成功。
その頃から友達と外に出かけることも可能になってきました。
まだ社会にでて・・という状態ではありませんが、自宅でプログラミングをしているそうです。
そのプログラムが完成したら、どんなことが可能になるの?とたずねました。
『迷惑メールなどの影響を受けずにインターネットができるようになる』
ちょっと照れながら、嬉しそうに答えてくれました。
さあ、診療時間もあと1時間です。
もう少し頑張りましょう!!