2011.06.22 Wednesday
6/26は、歯科向けセミナー
JUGEMテーマ:健康
6月26日は、歯科向けセミナーが福岡で開かれます。
http://www.mssco.jp/seminar/
歯科、口腔外科が専門の口腔内は、私たちが外界と接する最前線です。
目や鼻や気道の粘膜も最前線ですが、口腔内は外気だけではなく様々な食材と接触するため、抗原への暴露量が最も多い領域ということもできるかもしれません。
そして病気を防ぐための免疫機構も口腔周辺は発達していて、多くのリンパ組織が取り囲んでいます。
特に歯周病などは、全身疾患と深く関係していることが知られおり、糖尿病と歯周病の関係は古くから研究され病態も解明されつつあります。
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とここまで昼間に書いたのですが、今晩のためしてガッテンは、まさにこの話題だったんですね。
番組では、treponema denticola, porphyromonas gingivalis のことまで触れていたようですが、口腔内カンジダやそれにともなうピロリ菌のことまでは触れていなかったようです。
口腔内の歯周病と関係する菌のコントロールと全身疾患の関係は、従来指摘されていたインスリン抵抗性を主体とする疾患群だけでなく、多くの慢性感染症や慢性炎症との関係や、LGSや過敏性腸症候群との関係、またはカンジダ腸炎、胃のピロリ菌感染、そして副腎疲労症候群などの多くの疾患や概念と深く関係することが明らかになると思います。
さて、26日のセミナーでは、これらの歯周病と全身疾患との関係だけでなく、口腔内所見と栄養欠損との関係などについても扱われると思います。
これまで、講師を務めるイトウデンタルクリニックの院長先生や奥様の夕里亜さんとのディスカッションなどから、舌所見、口蓋所見、虫歯の所見などと、糖質摂取やその他の栄養障害との関係についてを教えてもらっています。
今後は、特にアレルギーを扱う場合には、腸管と口腔内のコントロールは必須のアプローチになると思います。
次の日曜日は、記念すべき第一回目の歯科領域のオーソモレキュラーセミナーとなるでしょう。