うつ病からがんの治療までオーソモレキュラー療法(栄養療法)の実際
うつ病、パニック障害、発達障害からがんの治療まで海外で広く実践されている「薬だけに頼らない」オーソモレキュラー療法を紹介します。投薬治療が中心のうつ病や統合失調症などに多くの実績があり発達障害にも応用されています。高濃度ビタミンC点滴療法は、がんの治療に新しい可能性を提供します。

ご挨拶
溝口 徹

溝口 徹(みぞぐち・とおる)
自分にとって必要な栄養素を知ること。そして、その栄養素を十分に摂取すること。正しく、十分な栄養素が、自分の心と身体を、より良い状態に改善させます。
精神疾患の診断を受け、多くの薬を用いて対症療法の治療をされている方が多すぎます。最適な代謝が、脳内の神経伝達物質の分泌を適正化します。その結果、薬が必要であった症状の多くが改善することを、分子栄養学的なアプローチでは多く経験します。
このブログでは、日々の診療で経験する多くの患者さんの経過や、その背景にある学術的な作用を、できるだけわかりやすく伝えてゆきます。本来の自分らしさ取り戻すために、少しでも役立てていただければ嬉しく思います。

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女性の脳。。。。と『うつ食べ』の重刷決定!
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みなさまの応援のおかげで、今年も数冊の本を出帆することができました。
出版社さんからの出版の依頼があるということは、出版された本が多くの方々に選択いただき読まれているからであります。この場を借りてお礼を申し上げます。

そして今年2月に出版された、
『女性の脳』からストレスを消す食事(三笠書房 知的生きかた文庫)  と

ロングセラーになっている、
うつは食べ物が原因だった (青春出版)
の重刷が決まりました。

うつ食べについては、図解版も重刷です!!

僕がこの治療法に取り組むきっかけになったのが、多くの若い女性が栄養障害が原因である不定愁訴に対して多くの抗精神病薬が処方されていることに対して問題意識を持ったことでした。
そのため『女性の脳』・・・には、特別な思いいれがあったので重刷はうれしい知らせです。

そして”うつは食べ物が原因だった”は、本当に多くの方々にお読みいただき、今回の重刷でなんと13刷で累計7万部となりました。

自分はこれまで11冊の本を出帆しました。
最初の2冊は自費出版でした。
その後は、幸いにも出版社さんからの連絡をいただいて作られた本になります。
もともと自分は作家でも評論家でもないので、本というものがどのように作られるのかについては全く知らない分野でした。

青春出版社からの出版は、全て一人の女性編集者さんが提案し出版まで担当してくれています。
彼女は、ずっと以前に開催した青山ウイメンズプラザで開催した講演会に参加され、その内容をどうにか本にしようと企画を暖め、今だっというタイミングで会議にかけてゴーサインをもらったのでした。
その本が重ねて13刷になっています。

ある意味、彼女が僕の講演を聞いて興味をもってくれなかったら7万冊を手に取る方々も居なかったとも言えます。
そして三笠書房の編集者は、うつ食べなどの本を読んで『女性の脳』からストレスを消す食事の企画を練り、企画会議で了承されて依頼してくれたのです。とくにこの編集者さんは、この本が自分が責任をもって担当する始めての企画だったそうです。少し時間がかかりましたが、重刷されたことを喜んでくれていると思います。

来年の2月にはアレルギーに関係する本が出帆される予定になっています。
来年も、出版、ブログ、講演会などを通して情報発信して行こうと思っています。

そうそう、先週の日曜日には医師向けと医療スタッフ向けへの講演のダブルヘッダーでした。
特に医療スタッフ向けの勉強会では、僕の講演の前に順天堂大学の白澤卓二教授の講演でした。白澤先生は、まさに超売れっ子のドクターで本年だけでなんと55冊の出版と多くのTV出演で知られています。
そして自分の講演の後には、なんとこれまた超売れっ子の南雲吉則先生です。ごぼう茶で有名ですし50歳を越えても30歳代に見える・・・ということで有名です。
お会いしたのは初めてですが、本当に若々しくスリムでカッコよかったです。

僕は血液検査データはかなり良い状態ですが、見た目はあまり若くありません・・・というかもっと老けているかもしれません。でも高校時代とほとんど変わらないといわれているので、別の意味でのアンチエイジングを実践しているのかもしれません(笑)
見た目の若さはどうしようもないところはありますが、食事を変更して必要な栄養素を補充することによって内面や血液検査データのアンチエイジングは誰でもいつからでも可能です。



| ひとりごと | 23:57 | comments(2) | trackbacks(0) |


来年からウエブ講座はじめます
JUGEMテーマ:健康


タイトルに書いて宣言してしまいました!!
頭の中にあったアイディアで、ちょっと関係者と相談している段階です。
こうして宣言することで、実際に始めるために自分に責任です。

ブログでも随分とこの治療の理論や栄養の基礎的な事実をおつたえしていますが、治療を実践して居る患者さんから系統立ててこの治療や栄養について勉強したいという声を多く聞きます。
新宿では、チーフマネージャーの定が定期的に講演会をつづけてくれていますし、自分も不定期ですが座談会という形で治療を実践している患者さんやご家族を対象に継続してきました。そして今年は9月に有楽町でおこなったような一般の方々を対象とした大きな講演会もしています。

ところがこのような形式だと、どうしても東京まで出てこないとならない。
地方で講演会をする場合には、その場所で栄養療法を実践している医療機関が主催してくれているので、大変な労力なのです。

そこで考えたのがインターネットの活用です。
1年くらいの期間で、この治療の理論や栄養の代謝について伝えることができたら・・・・きっと細かいことやいろいろをお伝えできるだろう・・・と。

イメージは、動画の配信です。
ちゃんとしたものにするつもりですので、有料で登録した方が見れるようなシステムです。
月に2回は配信したいですね!
1回は基礎で、もう一回はケーススタディーとか参加いただいた方々からの御質問に答えるとか・・・
定の勉強会や自分の座談会の模様を配信しても良いですね・・

そんなことを考えています。

スタートの目標は、桜の季節4月です。

こんなアイディア・・・・いかがでしょう?
| ひとりごと | 23:57 | comments(9) | trackbacks(0) |


今日の講演から
JUGEMテーマ:健康


今日は、医師だけでなくカウンセラーとして人に関わる専門家の方々の集まりから依頼があって講演をしてきました。
2時間半という時間をいただいたので準備した資料だけでなく日頃思っている健康に関する情報に対して自分の考えについてを話すことができました。
参加されている方の中には、米を主食とする食事を良しとする立場の方も多く講演の内容には抵抗をもたれることも多かったと思います。

どのような立場の方であっても、人の身体や心に関係することを仕事としているヘルスエキスパートは、ホメオスタシスが破綻したことによる多くの症状で困っている方々に間違った誘導をすることは避けなければなりません。
常に間違っていない治療(誘導)を100%することはどんな名医でもできません。しかし、期待した効果が得られないときには、謙虚にその原因を探求し適切な新しい対応を行なわなくてはなりません。この過程にたいして、自分の主義を貫き通すことは患者の利益にならないことが多いのです。

もしかすると診断基準に凝り固まった医療の分野は、自分たち専門家の主義や基準をひたすら貫き通している状況なのかもしれませんね。

・高コレステロールは下げなくて張らない
・糖尿病の食事はカロリー制限
・病気は薬が治す

あげたらきりがありません。
食事については・・・・

・肉は身体によくない
・がんには動物性タンパクが良くない
・糖質は人に必須の栄養である
・現代人はタンパク質摂取過多である
・日本人の主食は米である

こちらもあげたらきりがありません。
食や栄養、さらに医療にはこのように良しと思われ言われていることが多くありますが、今日の講演ではいくつかのポイントをお伝えしました。

☆人の身体は、食材に含まれているタンパク質の性質を消して利用している

つまり食べたタンパク質が、動物性タンパクであるか植物性タンパクであるかを区別していないということです。
基本的には食材に含まれるタンパク質は動物性であろうが植物性であろうが、アミノ酸まで分解して吸収するためこのように表現することができます。

☆病態の改善の基本は、タンパク質の入れ替えによって行なっている

生物が生物である根本は、タンパク質の入れ替えを行なっているということです。病気のときには、さらにタンパク質を積極的に入れ替えることによって修復し正常化させます。

☆人の身体は、血糖が安定している状態を好む

人類がこの地球上に誕生してから、現代の食事ほど血糖が急激に上昇する食生活をしてきた時代はありません。
もともと人類は狩猟・採取によって食材を得ていました。そして農耕が始まってからも、ここ数十年にあるような精製された糖質や加工した糖質を飲んだり食べたりする時代は無かったのです。
人の身体に存在するホルモンのバランスを考えても、血糖が急激に上昇する食事には対応ができないのです。このような食生活をこの先数百万年継続していたら、白米や白いパンや砂糖を1日に何回も摂取する生活を無理なくこなせる未来新人類が誕生しているかもしれませんが。。。。その前に気がつくと思いますが・・・。

☆人の身体は食材に含まれている脂肪酸がもつ基本的性質をそのまま取り組む

この消化吸収と脂質代謝のメカニズムからみても、本来脂肪や脂肪酸は身体にとって害の無いものであったことということが理解できます。このブログでも何度か紹介したように脂肪酸の弊害がでるのは、摂取比率です。リノール酸が身体に悪いのではなく、リノール酸の摂取比率が高いことが問題なのです。

この基本をおさえたら、世の中に流れる様々な栄養に関する情報にたいして鵜呑みにするのではなく自分で判断する基準をもてるのではないでしょうか?
| オーソモレキュラー療法(栄養療法) | 23:13 | comments(0) | trackbacks(0) |


11月7日(水)NHKあさイチ放映決定
JUGEMテーマ:健康


このところテレビ局からの取材の依頼が数件ありました。
その中には、現在ひどい症状の患者さんを取材したいので紹介して欲しい・・・というものなどがあり、とても協力できるものではないと判断して断るものもありました。

そんなか、NHKのあさイチという番組からの取材依頼は、精神疾患と診断されていたが実は低血糖症だった方で、良くなられている方を取材したい・・・という申し出だったので協力することにしました。

取材を受けてくれた患者さまは、重度のうつ病と診断され当然強い薬を含む多剤併用の方でした。
糖質制限を含めた総合的な栄養療法によって改善され、今では投薬不要であり社会的なリハビリをして居る患者さまです。

今回の番組は、糖質制限ダイエットがメインテーマのようなので、低血糖症がどの程度扱われるかは不確かなのですが、きっと正しく放映してくれるであろうと期待しています。

今回は、取材にきてくれたスタッフの方が、患者さんの話や低血糖症の説明を聞いたところ、自分にも思い当たる症状が多々あるということになり、なんと5時間糖負荷検査まで受けてもらうことになりました。

どんな内容に編集されるか・・・すこし不安ですが、低血糖症にともなう多くの精神症状にもかかわらず不適切な投薬治療を受けている多くの患者さまに知っていただく機会になればと思っています。

お知り合いの方々へも知らせてください。

さて、明日・あさっても医師や歯科医師への講演会です。
本当に多くの医師たちが話しを聞いてくれるようになりました。このブログを始めた当時と比較すると全く違います。確実に変わってきていますよ!!
| 低血糖症 | 00:37 | comments(2) | trackbacks(0) |


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