うつ病からがんの治療までオーソモレキュラー療法(栄養療法)の実際
うつ病、パニック障害、発達障害からがんの治療まで海外で広く実践されている「薬だけに頼らない」オーソモレキュラー療法を紹介します。投薬治療が中心のうつ病や統合失調症などに多くの実績があり発達障害にも応用されています。高濃度ビタミンC点滴療法は、がんの治療に新しい可能性を提供します。

ご挨拶
溝口 徹

溝口 徹(みぞぐち・とおる)
自分にとって必要な栄養素を知ること。そして、その栄養素を十分に摂取すること。正しく、十分な栄養素が、自分の心と身体を、より良い状態に改善させます。
精神疾患の診断を受け、多くの薬を用いて対症療法の治療をされている方が多すぎます。最適な代謝が、脳内の神経伝達物質の分泌を適正化します。その結果、薬が必要であった症状の多くが改善することを、分子栄養学的なアプローチでは多く経験します。
このブログでは、日々の診療で経験する多くの患者さんの経過や、その背景にある学術的な作用を、できるだけわかりやすく伝えてゆきます。本来の自分らしさ取り戻すために、少しでも役立てていただければ嬉しく思います。

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助産婦さんたちへの講演
JUGEMテーマ:健康


9月15・16日の連休は台風が直撃し多くの地域で大変な被害が出ていました。
その連休は、東京で泊りがけの勉強会を開催していました。新幹線で遠方から出席される先生方には、静岡近郊で新幹線がとまり遅刻されたかたもいらっしゃいました。
2日目が終わった後も、まだ交通機関に遅れがあったためお帰りも遅くなってしまったのではと思っています。

さてその翌日の9月17日には、東京で大勢の助産婦さんへ妊娠・出産・授乳中などの栄養について話をしてきました。
妊婦さんや授乳中のママさんたちに配布される資料に書かれている、食事や栄養の内容とは大きくことなるものになったのですが、日々妊婦さんや授乳中のママさんへ生活指導などをされている助産婦さんから、実際の指導をしていて感じる疑問や問題にあった内容であったと感想をいただきました。

実際のデータや栄養療法を行った妊婦さんの経過などを提示し、適切な栄養補充を行うことによって得られる様々な変化についてを紹介しました。
栄養アプローチを行いながらの出産、子育てのメリットは・・・

・つわりがない つわりが軽い
・むくみがない、むくみが軽い
・妊娠中、貧血にならない そのため元気
・お産が軽い
・お産のときの出血が軽い
・赤ちゃんが良く眠る
・赤ちゃんがぐずらない、ニコニコしている
・おむつかぶれなど皮膚のトラブルがない

今回の講演では、栄養補充による子供の知能指数が上がる報告や、鉄の補充によって産後のうつが起こりにくいなどの報告も紹介しました。

通常の妊娠の経過を見ている助産婦さんにしてみると、妊娠中頃から妊婦さんが貧血になっていくことは普通のことのように感じていると思います。
適切な栄養補充によって、普通に起こる常識と思われるような変化も起こらずに快適な妊娠と出産を経験することができます。

今回の講演では、助産婦さんが適切な栄養指導をすることの大きなメリットについても話しました。
ママさんが正しい栄養の知識をえると、子供へも正しい食事をつくることができ、ご主人の栄養にも気をつけるようになるでしょう。

そんな日常生活に根ざした栄養への知識の伝播がおこると良いですね。
| ひとりごと | 14:52 | - | - |


第9期基礎編セミナー中
JUGEMテーマ:健康


9月14・15日
9月22・23日 2週連続の連休は、第9期分子整合医学基礎編のセミナーです。

夜のセッションも含めた4日間のセミナーも今年で9回目です。
今回は、台風による悪天候にも関わらず全国から70名以上の医師・歯科医師の方々が参加され熱心にこの治療の基礎となる理論についてを勉強されています。

このドクター向けセミナーには、第0期というのでしょうか・・・プレ講座を10年前に開きました。
当時はこの治療はまったく知られておらず、自分の知り合いや後輩の医師たちに声をかけて参加してもらいました。その知り合いの医師たちも、とても面白い考え方で勉強もためになった・・・・・と感想をくれたのえすが、だれも臨床にとりいれ患者さんの治療に応用した人はいませんでした。

その後、いろいろな学会などで講演をすることが徐々に増え、雑誌や書籍で情報発信することができるようになりました。その結果、医師・歯科医師むけで、さらにこのような日程の講座を開くことになっても、自らの意思で参加を選択してくれる方々が増えてきたのです。

先週の有楽町での10周年記念シンポジウムでは、多くの一般の方々参加していただくことができました。お申込みいただく数も年々増えて来ています。

以前、ある先生が将来の進路などに悩んでいた息子さんを医師向けのセミナーに連れてきました。
1日中座っていた息子さんには、セミナーの内容は専門すぎて理解することはできなかったと思います。

後日、お父さんである医師に息子さんのその後のことを聞くことがありました。
一番後ろの席に座っていた息子さんは、自分の父親やそれ以上の年齢の医師たちが、休日の貴重な時間を使い、さらに自分からお金を払ってセミナーに参加している。さらに後ろから見て、みんな一言ももらさず聞こうという熱心な姿勢がある・・・。そんなことを感じ、徐々に自分から勉強するようになり、予備校に通わせてほしいと依頼をするようになったのだそうです。

本日も、自分は会場の一番後ろの席に座っています。
70名以上のドクターたちは、だれも寝ることも無くビタミンの講義を聞かれています。
この治療は、いわゆる食事療法でもサプリメント療法とも異なります。基礎的な理論がしっかりしていれば、多くの患者さんの病態の把握に応用が効き、効果的な治療を提供することができるでしょう。

10年後の栄養療法を語ろう・・・・で伝えた状況を実現するためには、多くの医師・歯科医師の実践が必要です。
そして、自らの意思でこの治療を選択できるよう、多くの患者さんへの情報の提供も必要です。
10月からはようやくウェブ講座も開かれるようです。
現在この治療に取り組んでいる皆さんで、興味があるかたは是非参加してください。
| ひとりごと | 11:14 | - | - |


10周年記念シンポジウムの御礼とおわび
JUGEMテーマ:健康


9月8日は大勢の方にシンポジウムに参加いただきました。
午前中から夕方までの長時間のプログラムでしたが、最後まで多くの方々に残っていただきとても嬉しく思いました。

アンケートを見ても、おおむね好評であったようです。
これまでにない企画で、しかも参加いただいたシンポジストの医師たちにも講演料などがない条件にも関わらず資料を作成いただき講演いただきました。

緊張のために起きてしまった5時頃は、神奈川県は大雨でした。
ところが家をでるときには、雨も上がり傘が不要です。
とても嬉しい気持ちで会場に入りました。

講演が終わって、様々な展示物などを撤収し16時30分に会場を後にするときには、再度大雨になっていました。
その直前から振り出したということだったので、参加いただいた皆さまには、影響が少なかったのではと思っています。

事前にクリニックに寄せていただいたメッセージは、スタッフの力作パネルに掲示させていただきました。
パネルを作っているときに一枚一枚読ませていただきました。それぞれのメッセージには、自分やクリニックのスタッフはとても嬉しく読ませていただき、力づけていただくことになりました。
多くの患者さまにメッセージをいただきました。この場をかりて御礼申し上げます。

さて今回のシンポジウムの反省です。
それは、16時30分までに会場を撤収させることを最優先にしたため、時間配分に無理が生じてしまったことです。
フロアで手を挙げて発言の意志をしめしていただいたのですが、時間を優先してお断りしてしまいました。
もっと多くの方の質問やコメントいただこうと思いましたが、やはり時間を優先して質問票に記載されたものを読むことを優先してしまいました。

シンポジストの先生方の講演もタイムキーパーからの時間終了の指示を出すように伝え、ディスカッションでは「手短に・・」と依頼して全体の進行を優先させてしまいました。

これらのことを反省材料とし、今後の企画では注意しようと思います。

会場には、もと精神疾患でジプレキを含めた多くの抗精神病薬を飲んでいた女性が栄養療法で改善し断薬し、そして結婚し出産され、赤ちゃんを連れてきてくれていました。
妊娠のずっと前からサプリメントをしっかりと摂取されていたので、色白でツルツルの肌の落ち着いた赤ちゃんでした。
そのような経過が可能になるのが、栄養療法です。
通常の投薬治療だけでは、妊娠や結婚などはあきらめることになってしまうことが多いのです。

自分の10年後には、この治療が全国で普通に行われている状態を作ることです。
さらに一人でも多くのドクターに興味をもっていただき臨床へ応用いただくこと。そして情報を提供して多くの困っている患者さんはこの治療の可能性を知っていただき、取り組むチャンスをつくることです。

次の一般の方向けの講演会は、子どものトラブルについての2回です。
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10月6日 日曜日 13〜16時 サンポートホール高松 3階 大ホール

”こどもの困ったは食事でよくなる”

シンポジウムにも参加してくれ大好評だった桑島先生も講演されます。


参加費無料、申し込み不要  問合せ 桑島内科医院 0875-25-0771

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講演1「子供の“困った”は食事でよくなる」
    溝口 徹 先生
    <新宿溝口クリニック 院長>

講演2「子どもの情緒・行動障害を理解する
    〜遺伝、環境物質、栄養欠乏の影響〜」
    ジェームズ・グリーンブラット 先生
    <Dr.James Greenblatt>

日時:2013年10月12日開催 
    15:00〜17:00
    (受付開始14:40)
場所:ベルサール三田
費用: 1,500円

申し込みは、FAX:03-6277-4004 またはWebサイトからどうぞ。
【お問い合わせ】国際オーソモレキュラー医学会日本開催委員会(有限会社メディカルリサーチ21 内)
〒108-0072 東京都港区白金3-17-19 エオラス白金701 TEL:03-6277-3318 FAX:03-6277-4004

| ひとりごと | 23:48 | - | - |


明日は講演会
JUGEMテーマ:健康


いつもありがとうございます。
明日は、いよいよクリニックの10周年記念シンポジウムです。

10:00〜16:00 途中昼休みや休憩を含みますが長丁場になります。

心配は、お天気・・・・いま新宿のそらは厚い雲で覆われてしまいました。
明日の天気予報も雨模様で心配です。参加いただく皆様は、気をつけて有楽町まで来てください。

今日の午後の診療では、明日の講演会へ参加してくれる遠方の患者さまが連続で来院してくれました。夏休みを今日からにずらして、飛行機を使って上京してくれています。

シンポジストの先生方も、今日から飛行機を使って東京入りの方々もいらっしゃいます。
このような状況から見ても、10年間で全国へ広がってきたことを実感しています。

シンポジストの先生がたから発表用の資料がとどきました。

今回は、できるだけ全国からドクターに集まって欲しかったことと、専門分野を偏らないようにお願いをしたため、とても興味深い資料になっています。

きっと参加いただいた方にも楽しんでいただけると思います。

有楽町朝日ホールのロビーには、新宿で治療中の患者さんからいただいた多くのメッセージを展示します。
クリニックのスタッフが仕事の後にこつこつと作りました。
ひとつひとつのメッセージは、皆様の心のこもったものばかりで、パネル作成中に読ませていただいて感動してしまいました。

シンポジウム後も、新宿溝口クリニックはこの治療を通して患者さまの病気の治療とともに、新しい可能性が得られるように全力で貢献させていただきます。



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