2014.02.23 Sunday
本日のベーシックセミナー終わりました
JUGEMテーマ:健康
今日は、品川でベーシックセミナーがありました。
100名以上の参加者で熱気あふれる会場でのセミナーになりました。
講演中にも話したのですが、10年前にドクター向けの勉強会を始めたときには参加者はほぼ自分の後輩と一部先輩たち・・・。
講演後には、
『良い話だったよ!』
とか
『おもしろかったです。』
とか・・・の感想を言ってくれても、だれも臨床で取り入れることもなく、その後のセミナーのお知らせでもリピートしてくれる人は皆無。
それが、今日は100名以上の参加者です。
前に立ち挨拶をするときには、本当に嬉しく思いましたし、自らすすんで休日を使って勉強しに来てくれる先生方へ感謝の気持ちでいっぱいでした。
今日はこの治療について初めて学ぶ方々を対象にしているセミナーですが、なかにはすでになんどもベーシックセミナーに参加してくれている方や、すでに実践しているクリニックのスタッフさんたちも参加してくれました。
これもとてもうれしいことです。クリニックのスタッフ皆さんが、同じ方向を向いて患者さんの治療にあたることはとても重要ですし、院長先生から言われてもなかなか休日に時間を使って勉強会へ参加できるものではありません。
そして今回は、既にこの治療を導入されている先生からの紹介の医師や歯科医師が多く参加されました。これも大変嬉しく光栄なことです。
栄養療法を実践し、これまでの治療だけでは満足する改善が得られなかった患者さんの良好な経過などから知り合いのドクターへ声を掛けてくれたのです。
栄養療法とかの表現だったり、サプリメントを用いる治療などといわれると、まだ医療界や医師の間では偏見が強くなかなか仲間のドクターへ紹介することができないこともあるでしょう。
血液検査データの読み方をただの数値の判断だけを伝えると誤解を招きます。
どうしてもこの治療法の基礎となる考え方を伝えなければならないと感じています。そのため、今日も前半のかなりの時間を割いて話をすることになりました。
セミナー後の感想で、前半が少し長くてしつこかった・・・というコメントをいただきましたが、EPAの作用機序がわかりためになったといわれました。
その感想こそ期待したものだったので自分としてはOKです。
魚油に含まれるEPAは血液サラサラにして動脈硬化を予防しますからね!! と患者さんへ説明しても、その機序を理解しているかいないかで、EPAの応用ではまさに雲泥の差がつくでしょう。
オーソモレキュラー療法は、”この病気には、この薬。”という治療法ではありません。
患者さんそれぞれの病態を改善させるための作戦をたてることが医師の仕事であり、ひとつの栄養素は多くのはたらきを持つため基本を知ることがとても大切なのです。