うつ病からがんの治療までオーソモレキュラー療法(栄養療法)の実際
うつ病、パニック障害、発達障害からがんの治療まで海外で広く実践されている「薬だけに頼らない」オーソモレキュラー療法を紹介します。投薬治療が中心のうつ病や統合失調症などに多くの実績があり発達障害にも応用されています。高濃度ビタミンC点滴療法は、がんの治療に新しい可能性を提供します。

ご挨拶
溝口 徹

溝口 徹(みぞぐち・とおる)
自分にとって必要な栄養素を知ること。そして、その栄養素を十分に摂取すること。正しく、十分な栄養素が、自分の心と身体を、より良い状態に改善させます。
精神疾患の診断を受け、多くの薬を用いて対症療法の治療をされている方が多すぎます。最適な代謝が、脳内の神経伝達物質の分泌を適正化します。その結果、薬が必要であった症状の多くが改善することを、分子栄養学的なアプローチでは多く経験します。
このブログでは、日々の診療で経験する多くの患者さんの経過や、その背景にある学術的な作用を、できるだけわかりやすく伝えてゆきます。本来の自分らしさ取り戻すために、少しでも役立てていただければ嬉しく思います。

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”新型栄養失調” BSフジの収録
JUGEMテーマ:健康

昨晩は、TBSテレビの「駆け込みドクター!」で出演者の食事内容についてコメントしたVTRが放映されました。
人気番組だったようで、友人や患者さんから”見ましたよ〜”とコメント頂いています。

今日は、”新型栄養失調”についての特集がありテレビの取材を受けました。
今回は、クリニックで治療中の患者さんにも協力してもらいクリニックで収録されました。

新型栄養失調といわれるものは、主にタンパク質の不足によって生じる様々な、しかもちょっとしたトラブルを総合して表現しているようです。
タンパク質不足の指標として、血中のアルブミン濃度を参考にしています。
いわゆる基準値内であってもアルブミン値を低値と評価しています。

このブログの読者のみなさんには、アルブミンという値は栄養不足になってもなかなか低下しないことや、栄養療法をやってもなかなか改善しない値であることを知っている方も多いと思います。
アルブミンは下がってきたら、すでにタンパク質の代謝ではすでに問題が深刻であると判断したほうが良いのです。

しかもタンパク質代謝が低下しているときには、血管内は脱水傾向になるため多くの検査項目の値が濃縮によって高めにでることになります。
つまり、タンパク質代謝が低下し、状態が良くない場合にはアルブミンを始めとして多くのデータが本来の値よりも高めに出るため正しく評価できない状態になってしまいます。

今日取材に応じてくれた患者さんも、初診時のアルブミンは4.7g/dlでした。その値からはタンパク質代謝が下がっているなど通常では想像できず、新型栄養失調にも含まれない状態でした。

栄養療法を行い、3ヶ月後の検査ではアルブミン値が低下し4.2d/dlとなり、はじめて栄養解析レポートでも注意の印がつくようになりました。

クリニックの初診時には、40歳代の女性にもかかわらず自分で立って歩くこともままならない状態で、すでに他の病院で”うつ病”と”線維筋痛症”の診断が下されていました。

そんな患者さんが、今日の取材に応じてくれてインタビューにも答えてくれたのです。

放映は、

10/31 土曜 21時〜 BSフジ ”華大の知りたい!サンデー” です。
| オーソモレキュラー療法(栄養療法) | 19:11 | - | - |


薬にたよらない心療内科医の 自律神経がよろこぶセルフヒーリング
JUGEMテーマ:健康

本日、本が届いていました。

薬にたよらない心療内科医の 自律神経がよろこぶセルフヒーリング

神戸三宮にあるナチュラル心療内科クリニックの竹林直紀先生の著書で、竹林先生から贈られた本でした。
竹林先生には、関西心身医学会などへお招きいただき講演をする機会をいただきました。
また栄養療法は以前から取り入れられ、関西地方でお困りの患者さんには紹介しているクリニックの院長先生です。

著書では竹林先生がクリニックで実践している数々の治療法を紹介しています。
そしてこの本のすばらしいところは、自宅でできる自律神経の訓練法なども紹介されています。

もちろん栄養療法も、薬に頼らない治療法の一つとして紹介されています。

竹林先生へ、本のお礼のメールをしたところすぐに返事をいただきました。
そのメールの文面には、以前から行っていた心理療法や代替療法に栄養療法を加えることによって、ほとんどの患者さんにたいして薬を使わずに治療ができる自信が付いたことなどが書かれていました。

心療内科、精神科領域の疾患では使い始めた薬がやめられなくなったり、薬による副作用でより辛い症状が出てきてしまったり・・・が良く起こります。

全国に竹林先生のような薬に頼らないドクターが増え、栄養と精神の関係について理解し治療に応用してくれるドクターが増えることを望みます。
| オーソモレキュラー療法(栄養療法) | 22:56 | - | - |


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