うつ病からがんの治療までオーソモレキュラー療法(栄養療法)の実際
うつ病、パニック障害、発達障害からがんの治療まで海外で広く実践されている「薬だけに頼らない」オーソモレキュラー療法を紹介します。投薬治療が中心のうつ病や統合失調症などに多くの実績があり発達障害にも応用されています。高濃度ビタミンC点滴療法は、がんの治療に新しい可能性を提供します。

ご挨拶
溝口 徹

溝口 徹(みぞぐち・とおる)
自分にとって必要な栄養素を知ること。そして、その栄養素を十分に摂取すること。正しく、十分な栄養素が、自分の心と身体を、より良い状態に改善させます。
精神疾患の診断を受け、多くの薬を用いて対症療法の治療をされている方が多すぎます。最適な代謝が、脳内の神経伝達物質の分泌を適正化します。その結果、薬が必要であった症状の多くが改善することを、分子栄養学的なアプローチでは多く経験します。
このブログでは、日々の診療で経験する多くの患者さんの経過や、その背景にある学術的な作用を、できるだけわかりやすく伝えてゆきます。本来の自分らしさ取り戻すために、少しでも役立てていただければ嬉しく思います。

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診察室より・・

JUGEMテーマ:健康

 

地方の大学病院精神科で治療を継続されている30歳代の女性の患者さんです。

診断名は、統合失調症。

主治医から丁寧な紹介状をもって新宿へ来てくれたのが8か月前でした。

ジプレキサを中心とした投薬で強い症状は軽減していたのですが、幻聴が消えることはなく副作用を強く感じていました。

先日、再検査のために新宿を受診してたときには

すっきりとした印象で、顔つきはしっかりされて、体のこわばりのような副作用が無くなっているようでした。

 

栄養療法をはじめてからの経過をうかがうと・・・

 

眠りが深くなり幻聴が無くなった。

ジプレキサを減薬することもできるようになり、辛かった副作用がなくなった。

ないかをしようという意欲がでてきた。

絵を描きたいという気持ちもでてきて描き始めました。

 

そんな経過をうかがって、描いた絵の写メとかないの???

 

と尋ねたところ、バッグから作品が印刷されたはがきをだしてくれました。

一目見てビックリしました。

雰囲気がある絵です。

 

絵ハガキをいただき、ブログなどへアップすることの了解をいただいてその日の診察を終えました。

創作作業には、長時間継続しないことを注意しているそうなので安心です。

 

主治医の先生も喜ばれているとのこと。

お薬の使い方も、多剤併用になるような処方の仕方ではない先生なので適切に調節していただけると思います。

 

このような患者さんの経過に触れると、栄養のもつ力とともに強いバッシングをうけながらもオーソモレキュラー療法を確立したホッファー先生に敬意を感じるのです。

 

 

ビクトリア ホッファーDr自宅にて [2008/04/29]

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