JUGEMテーマ:健康
本日で、新宿溝口クリニックの診療も仕事納めです。
本年も、多くの患者さんにご利用いただきました。
この治療に取り組むことを選択いただき、改善される経過に触れる機会をいただいたことを感謝いたします。
昨日の自分の外来診療は、冬休みになったこともあると思いますが、多くのお子様の患者さんに受診いただきました。いつもいつも思うのですが、お子さんが自分から食事に注意を払いサプリメントのみながら、自分の困ったことをなんとかしようと取り組まれる姿には感動します。治療が軌道に乗るまでのご両親の苦労も大変なことと思いますが、きっと改善が得られると思うので頑張っていただきたいと思います。
今年の仕事納め、ブログ納めにもなるとおもうので、今回は患者さんの了解をいただきながらお手紙を紹介させていただきます。
手紙を書いてくれた患者さんは、5年前の初診時には多くの抗うつ剤を服用してました。
それでもうつ症状から多くの精神症状の改善がえられず、まさに絶望していることが診察をしながら伝わってきました。
とても危険な状態であることが明白であったため、栄養療法的にも最善のアプローチを提案させていただいたところ、ご家族の協力もあり取り組んでいただくことができました。
精神疾患の急性増悪時には、常に衝動的な自殺のリスクへの対応が必要になります。栄養療法では頻繁に点滴を用いて栄養剤を補給することも行います。そして常に主治医を通しての入院の可能性も考えて対応します。
この患者さんもまさにそのような状態であり、栄養療法初期には家族に付き添っていただき頻繁に点滴に来てもらいました。
そんな切迫した状態であった患者さんが、5年間栄養療法に取り組んでくれた結果です。
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いつも大変お世話になっております。
直前の骨折なども色々ありましたが、11月〇〇日に無事に結婚式を挙げることができました。
この日を迎えることができたのは、栄養療法と出会えることができたからです。
妹が栄養療法を見つけてくれたことは、一番の感謝です。
減薬に失敗して 生きる希望を失い 入院していた私は
薬をやめるられる日がくることも想像できなかったし
ましてや 結婚なんて 考えられませんでした。
溝口先生に後押ししてもらって妹と二人で行った小笠原。
小笠原に行く前の日
妹に言われて書いた満月へのお願いの紙に
「減薬に成功しました
健康で 元気に幸せにくらしています 2015・9・〇〇 ブルームーン」
と書いたの精一杯でした。
断薬なんて絶対に無理だと思っていたから せめて薬が減ったらいいなと願ったのです。
妹には恋愛について書くと良いといわれたけれど
それ以上は、お願いすらできないくらいに 考えられないくらいの状態でした。
そんな状態の私が、薬をやめることが出来たのは
栄養療法や減薬や断薬に詳しい先生との出会いと、その治療を続けることを支えてくれた家族と
いつも温かく対応してくれた クリニックのスタッフの皆さんのおかげです。
私は祖母の死後、着物を着ることが出来ませんでした。
小さな頃から、自分の結婚式で白無垢を着ることが憧れでした。
今回は 夢だった 白無垢を着ることが出来ました。
きちんと 自分たちで 乗り越えることが出来ました。
きっと 天国の祖母も 喜んでくれると思っています。
結婚式の準備も 引っ越しも ものすごく大変でしたが、
先生やスタッフの皆さんが、事前にどれだけ大変かを教えてくださったので
見通しと覚悟がもてました。
なにより その準備などの大変な状況の中では
どうやったら 自分に優しく 無理せず
たんぱく質をとることができるかを
具体的に教えてくれたスタッフには感謝です。
本当にありがとうございました。
皆さんのおかげで 私だけでなく家族一同 とても幸せな日になりました。
本当は 今すぐにでもビタミンの点滴に行きたい 体の状況ですが
あまりにも疲れはてているので行けません。
取り急ぎ お礼の気持ちを伝えたくてお手紙しました。
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このお手紙とともに白無垢や純白のウエディングドレスを着た、初診の時とは別人になった
輝く笑顔の患者さんと、本当にやさしそうなご主人の数枚の写真も同封いただきました。
まだ結婚式の疲れや、その後のもろもろできっとビタミンB群を消費していることと思います。
たしか年末からは新婚旅行に行く予定でしたので、のんびりしていただき充電して戻ってきて
もらいたいと思います。
ブログをお読みいただいている皆さま、本年もありがとうございました。
来年もまたよろしくお願いします。