うつ病からがんの治療までオーソモレキュラー療法(栄養療法)の実際
うつ病、パニック障害、発達障害からがんの治療まで海外で広く実践されている「薬だけに頼らない」オーソモレキュラー療法を紹介します。投薬治療が中心のうつ病や統合失調症などに多くの実績があり発達障害にも応用されています。高濃度ビタミンC点滴療法は、がんの治療に新しい可能性を提供します。

ご挨拶
溝口 徹

溝口 徹(みぞぐち・とおる)
自分にとって必要な栄養素を知ること。そして、その栄養素を十分に摂取すること。正しく、十分な栄養素が、自分の心と身体を、より良い状態に改善させます。
精神疾患の診断を受け、多くの薬を用いて対症療法の治療をされている方が多すぎます。最適な代謝が、脳内の神経伝達物質の分泌を適正化します。その結果、薬が必要であった症状の多くが改善することを、分子栄養学的なアプローチでは多く経験します。
このブログでは、日々の診療で経験する多くの患者さんの経過や、その背景にある学術的な作用を、できるだけわかりやすく伝えてゆきます。本来の自分らしさ取り戻すために、少しでも役立てていただければ嬉しく思います。

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節分の豆を間食に
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節分といえば豆まきというのが子供のころの思い出でしたが、最近ではコンビニで恵方巻きの宣伝のほうが目立つようになっています。

われわれ低血糖人にとっては、煎り大豆がどこでも購入できる貴重な季節です。
美味しい煎り大豆を探して、少し買いだめしておいてください。

先日、5時間糖負荷検査の結果を説明していたときに患者さんの症状が以前の自分とそっくりだったことを思い出し、以前の自分の状態について話をすることになりました。

このブログでは何回か取り上げたこともありますが、もう大分前だったような気がしますので取り上げたいと思います。

たしか1998年だったと思います。
そのころはまだ辻堂のクリニックで通常のペインクリニックを中心とした治療をしていたときでした。
午前中だけで100人以上の患者さんが受診しくれるとてもにぎやかなクリニックで、昼食を時間をかけて食べるということができないことが続いていました。

そのころの昼食は、近くのコンビニでおにぎり2個にペットボトルのお茶だけ。

その当時の知識では、悪くない食事でした。

そんな日々が続いていたら、徐々に午後の診療で4時頃になると決まって不調を感じるようになっていました。
動悸やのぼせ、徐々に集中力を保つのが困難になり患者さんの話をしっかりと聞くことができなくなりました。
そのうちにボールペンを持つ手の力が入らないことも出てきていました。あるとき急な発汗があり、もしかして低血糖なのか??と思い、看護師さんに頼んで迅速の血糖測定をしてみたのです。

結果は LOW 。

説明書を読むと血糖値が40未満のときには測定できないため LOW と表示すると書かれていました。
つまり毎日夕方に襲っていたさまざまな症状の正体は低血糖だったのです。

そのときの医者としての自分の対応は、『なんだ、低血糖か・・・缶コーヒーを飲めばよい』

そしてしばらく午後は缶コーヒーを飲みながらの仕事になったのです。
こんなことをしたらその次にどうなるか、ブログの読者の皆さんであれば想像いただけますよね!?

缶コーヒーのおかげで午後も快調に診療することができていたのも短い期間だったのです。
続きは、また後日。

低血糖が原因なら、飴でもなめていなさい・・・・というのは、今でも通常のお医者さんたちのアドバイスですから・・・そんなコメントをするお医者さんが居たら、無言で診察室をあとにしてくださいね。もちろんアドバイスを聞いてはいけません。

| ひとりごと | 23:01 | comments(2) | trackbacks(0) |